農地整備課基盤整備係の虎隊長です。
飯綱町の東黒川(長野国際ゴルフ場の北側)に
「新開池(しんかいいけ)」という農業用ため池があります。
このため池は明治10年に造られた歴史あるため池ですが、135年が経過し堤体(ため池の堤防のことです)が弱くなり、また漏水が多くなり、堤体が決壊する恐れが生じたため、県が改修工事を行いました。
新開ため池は、北信五岳を望む景観のとても良い場所にあります。今は雪深く行くのは大変ですが、春になったら自転車なんかで(長野市街地からは15kmほどあります)行くのもいいかなと思います。
裏の里山ではシオデ(山のアスパラと呼ばれる山菜)や野生のエノキタケといった珍しい山の幸も見られます。
ため池の脇にはため池や開田の歴史が記された石碑「新開之記」があり、この地での農業基盤整備の歴史がわかります。
県では、この地域で新開ため池の改修を含めた事業を平成22年から実施してきました。ため池のほかに排水路整備も行いました。4年の工期と1億1,000万円余の事業費を費やし、今年完了する予定です。
去る12月1日には、地元主催による竣工式が東黒川コミュニティー防災センターで執り行われました。
観光やレジャーの名所が意外と農業用ため池であること、ご存知でしたか?
戸隠の鏡池、大座法師池、飯綱の霊仙寺湖などなど、地域にとって大切なため池となっているんです。
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