2025.04.24 [ 長野地域の【林業】 ]
クマによる人身被害を防ぐために(春~初夏)
こんにちは。林務課のA2です。
クマが冬眠から目覚める時期です。
県内では9日に飯山市の住宅地で3名がクマに襲われ、重軽傷を負う人身事故が発生しました。また、16日には木島平村の畑でも1名がクマに襲われています。
長野地域振興局管内でも里地でクマの目撃情報が相次いでいます。
クマとの遭遇を避けるために…
- 朝夕の行動は避けよう
朝夕はクマが活発に活動します。この時間帯に森林に入ることや山際を通行することは避けましょう。ただし、クマは昼間も行動します。油断は禁物です。 - 周囲の確認をしよう
クマは聴覚や嗅覚が人より優れています。人の気配を感じたクマは自ら避けることがあります。単独行動を避け、笛、ラジオ、クマ鈴など大きな音の出る物を携行しましょう。 - クマのいる場所に近づかない
森林はクマの生息地で、どこにいてもおかしくありません。クマの足跡や糞などを見つけたら、それ以上近づかずに引き返しましょう。 - 子グマを見たら立ち去る
母クマを見てももちろん立ち去る
子グマの近くには必ず母クマがいます。母クマは子グマを守るために、神経質になっており、人が近いと攻撃することがあります。子グマを見かけたら、そっと立ち去りましょう。 - 飲食物は必ず持ち帰る
みなさん、飲食物はもちろん自宅に持ち帰っているかと思いますが、うっかり落とすことのないようご注意ください。クマが人間の食べ物の味を覚えます。 - 犬を連れて行かない
人の気配を感じたクマは、身を隠して人をやり過ごそうとしますが、一緒にいる犬に吠えられるなどして、人を攻撃する場合があります。犬はおうちでお留守番。 - 住宅・施設等の周りにクマを寄せ付けるものを屋外に長時間放置しない
以下の物は、建物にクマを引寄せる原因になります。適切な管理や処分をしましょう。
・生ゴミ(ゴミ箱)、飲み残しの飲料
・ペットフードや魚のエサ
・漬物
・雑排水(グリーストラップ)
・油性塗料、燃料 - 納屋、空家に注意
農作業が本格的に始まるこの季節、納屋で冬眠していたクマと鉢合わせする可能性があります。いきなり納屋に入らず、扉を開けたらしばらく様子を見て中に入りましょう。 - 自動車からはすぐに降りない
山沿いにお住まいの方は、自動車で帰宅したら降車前に手を叩くなどして大きな音を出してから車を降りましょう。
腹ペコのツキノワグマは木の新芽や草を求めて森林を動きまわります。そして、人間も山菜採り等で山に入る機会が増えるため、人とクマが遭遇しやすくなります。
クマと出会わないことが一番大事ですみなさん、お気をつけください
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