2016.05.10 [ 林業総合センター ]
山でめだつ白い花
こちらも近づいて見てみると、細長く伸びた花びらがまるで御柱祭の「おんべ」のようにも見えてきます。これが、コバノトネリコ(別名アオダモ)の花です。
こちらも、あまり花を見かけないなあと思って調べてみると、ちゃんと咲くのは3年に一度。他の年にはほとんど咲かないようです。
2年に一度多くの花を咲かせるウワミズザクラと、3年に一度しか咲かないコバノトネリコの花が一緒に楽しめるというのは、単純に言えば6年に一度。両方の花が一緒に咲いてくれたことで、近年になく白い花が目立ったというわけです。
別に「おんべ」に掛けたわけではありませんが、諏訪大社の御柱祭が開催されるのに合わせて両種が一度に開花しているというのも奇妙な一致かもしれません。
新緑のこの時期、ウワミズザクラやコバノトネリコだけでなく、他の樹木の花も白い花が多く咲いています。先ほどのウワミズザクラの写真を撮影した脇では、ズミの白い花も咲いていました。
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