信州自慢の水と空

山と緑に囲まれた長野県には、「清らかな水」、「澄んだ空気」があふれています。 そんな信州自慢の水や空気に関する総合サイトです。

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奥木曽湖(味噌川ダム)奥木曽発電所(アクアツアー報告3)

信州豊かな環境づくり県民会議では、木曽地域会議、松本地域会議とともに、「信州の名水・秘水」など水に関する地域の財産(たから)を活用し、水の大切さと水資源の重要性を再認識し、豊かな環境づくりを進めるため、「アクアツアー~水地(みち)を歩こう~秋の平出と木曽川源流の旅」を平成22年10月24日(日)実施しました。

 総勢40名の方が参加し、秋が深まる平出と木曽川源流の旅を楽しみました。

今回は、ツアーコースのうち、奥木曽湖(味噌川ダム)の状況を紹介します。

 

○奥木曽発電所

普段は、なかなか見ることのできない奥木曽発電所の内部を県企業局南信発電管理事務所の小柳さんの案内で回りました。

 



大きな発電用の水車や発電した電気を送る仕組みなどを見学して、改めて電気の大切さを再認識しました。


○味噌川ダム

独立行政法人水資源機構味噌川ダム管理所の職員の方の案内で味噌川ダムの内部(鑑査廊)の階段を520段上りました。参加者の方からは、段数の多さに悲鳴があがりました。



参加者の方からは、「ダム内部の階段を見られて登れて良かった。体力的には大変であったが、後の気持ちはさわやか。」との声が寄せられました。

 

○ふれあい館

ふれあい館では、味噌川ダムの役割などのレクチャーを受けました。



参加者の方からは、「山を守ることが美味しい水につながり、かつ自然災害防止にも役立つということを多くの方に発信していただきたい。水は山で作られる。」との声が寄せられました。

 

ふれあい館の周辺で奥木曽湖に映える紅葉を眺めながらお昼を食べました。




昼食後は、ダム建設の際湧き出したといわれる力水を試飲しました。



【参加者の方からの感想】

水(アクア)は空気、塩とともに人にとって欠かせないものです。天下の恵みである水がもたらす地域のつながり(水源地と水の消費利用地)、人と人とのつながりを水木沢や味噌川ダムを通じてよい学習になりました。

また、平出に住んだ原始人のスローライフはせわしい現代人が学ばねばならない点です。

(桐原俊文さん)

 

(参考)

【奥木曽発電所】

 ダムからの放流水(最大落差125.12m)を利用して、直下に建設された「奥木曽発電所(長野県企業局)」で最大出力4,800kwの発電を行います。

 この発電量は一般家庭約12,000戸分に相当します。

 操作は、「南信発電管理事務所」からの遠隔操作により行われています。

(味噌川ダム管理所パンフレットから)

 

【味噌川ダム】

 味噌川ダムは、木曽川の最上流に位置する木曽川水の始発駅であり、ほぼ諏訪湖の水量に匹敵する総貯水量6,100万m3の多目的ダムです。

 ①洪水調節、②河川環境保全等、③新規利水、④発電の4つを目的としており、ダムの標高はEL1,130mという高地にある、自然とマッチしたロックフィルダムです。

 桧の森で育まれた一滴、一滴の雫が数十年の歳月を経て、小川から大河木曽川となり農業用水、水道用水、工業用水として濃尾平野・中部工業地帯を潤し229kmの旅を経て伊勢湾に注ぐ命の源流水です。

(味噌川ダム管理所パンフレットから)

 

【木曽川源流ふれあい館】

 木曽川源流の自然に出会い、木曽川流域の人々の暮らしや文化を育んできた川と水を身近に感じ、そして水の大切さと水資源の重要性を考えることが、「木曽川源流ふれあい館」のテーマです。

(ふれあい館パンフレットから)

 

【力水】

 味噌川ダム建設により、出現した地下水です。建設当時から工事従事者が利用した歴史ある地下水で、ダム周回道路のブロック壁面から湧き出しています。木曽桧の大木をくりぬいた水受けが置いてあります。


【所在地】
木曽郡木祖村
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