来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

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「世界かんがい施設遺産「拾ケ堰」と中信平の農業水利施設を巡る現地見学会」~前編~

こんにちは。農地整備課のHです

今回は、農地整備課長のライフワークでもある「異動先の農業施設等を農政部以外の若手職員に広く知ってもらいたい!」との思いではじめられた、現地見学会へ令和2年2月20日に参加してきました!

題して「世界かんがい施設遺産「拾ケ堰」と中信平の農業水利施設を巡る現地見学会」です!
松本地域振興局内の11名の若手職員が集合して朝8時30分に松本合同庁舎を出発。

北へ向かって3kmほど車で移動した先に最初の見学場所「拾ケ堰頭首工」があります。
10分ほどで車の暖房が温まる前に到着・・・。
(ちなみにこの日は暖冬にもかかわらずものすごく冷え込みました|д゚)

「拾ケ堰」とは「じっかせぎ」と読み、奈良井川(松本市島内)から取水し、梓川を横断、烏川(安曇野市穂高)に至る約15kmの農業用水路です。当時十の村を潤すという意味から、このような名前が付けられました。
そして「頭首工」とは・・・地域振興局ブログランキングの上位ランカー上田地域振興局農地整備課がわかりやすく説明しているのでこちらを参考に。

ここでは拾ケ堰の歴史や頭首工の役割を、施設の管理をされている、拾ケ堰土地改良区の青柳さんがわかりやすく説明してくださいました。
「拾ケ堰」は、江戸時代後期に開削され、近代以降も改修が続けられ、今では1000ヘクタールもの農地に用水を供給しているとのこと。その背景には、先人たちの高い技術と知恵を生かした開削工事や測量、梓川の地下を横断するサイフォン工事などがあることを知りました。また、地域の発展に大きく貢献したことが評価され、2016年には世界かんがい施設遺産に登録されています。

拾ケ堰頭首工を後にして、さらに北上すると次の見学ポイント「梓川サイフォン」へ。
「梓川サイフォン」のサイフォンとは・・・こちらをご覧ください(^_-)-☆

梓川サイフォン写真を撮り忘れたので、去年の秋ごろ「ゆるポタ」した時の写真をあげておきます。
※「ゆるポタ」とは、ゆるいポタリング。「ポタリング(pottering)は、自転車またはオートバイであちこちを気楽にぶらつくこと[1]で、「のんびりする」とか「ぶらつく」意味の英語「potter」に現在分詞や動名詞を示す接尾辞「-ing」を付けた造語である」とのことでさらにゆるくを付けると頭痛が痛いみたいな感じですが・・・

 

拾ケ堰頭首工~梓川サイフォンは、安曇野やまびこ自転車道でつながっています

黄色のモニュメントはサイフォン工事で使ったシールドマシンです。シールドマシンとは、トンネルを掘るドリルのようなものです。

続いて向かったのは、拾ケ堰いちばんのビューポイント「拾ケ堰じてんしゃひろば」です。ここでは常念岳に向かって水が流れていきます。四季折々の風景を楽しむことができ、冬の季節ももちろん最高ですよ!


(写真は見学会当日ではありませんが、寒い冬の景色です

じてんしゃひろばを後にして、拾ケ堰の謎のひとつ用水路なのに排水路?!のお話を農地整備課の千両役者M.Oさんに聞きながら、リンゴ栽培を行う帯刀農園へ向かいました。

拾ケ堰は農業用の用水路ですが、降雨の際は、地表水等が流入するため排水の機能も併せて持っているとのこと。
(千両役者M.Oさんのブログはこちら☆彡

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