来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

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「派遣研修職員通信」~魅力溢れる小さな村「山形」~

山形村への派遣研修職員 野村です。

私が山形村役場にお世話になり、間もなく1年となります。そこで、私がこの1年で見た山形村を紹介したいと思います。まず、私が赴任前に抱いていた山形村の一番のイメージは、「田舎」。

というのも、小学生の時に読んだスキー場紹介雑誌に、長野県内のそば屋の特集があり、そこに山形村の唐沢そば集落が写真つきで紹介されていました。「一見そば屋には見えない、普通の古民家のようなそば屋が数件立ち並び・・・」というような説明書きと古民家が立ち並ぶ写真を見て、「これは中々な田舎だなぁ」と思ったのを覚えています。

まさかここまで活気のある村だとは思いませんでした。

1-1  山形村 村章

山形村のデータ
人口:8,781人(平成27年2月現在)
面積:24.94㎢
高齢化率:24.3%(平成25年8月現在)

最近横ばい傾向になりつつありますが、山形村はこれまで人口増加を続けてきました。そして県内市町村の中で面積は2番目に小さく、高齢化率は低い方から3番目というデータです。小さいながらも若い力に溢れた元気な村だということがうかがえます。
松本、塩尻両市から車で20分程という好立地に加え、安価な土地。そして平成に入ると企業誘致が進み、平成12年に立地した大型集客商業施設「アイシティ21」。転入者が多いのも頷けます。

2-1 アイシティ21

村内には、面積が小さいにも関わらずコンビニが4件、そして飲食店は正確な数が分からないほどたくさんあり、山村特融の「生活に困る」というようなことはまったくありません。そんな都市的な山形村ですが、西側には清水高原を中心とする雄大な大自然を有し、また東側には広大な農地が広がっており、自然、農業、商業が見事に調和している印象を受けます。

3-1 広大な農地

そして、山形村の基幹産業はなんといっても農業です。大正の末期、産繭量日本一を誇った広大な農地は、昭和30年代から50年代前半にかけて農業基盤・集荷所等が整備されたことで、現在では県下有数の農業地帯となっています。栽培作目としては、長いも、すいか、りんご、ねぎ、ごぼうを主体に多品目にわたり、中でも粘り気の強い長いもは全国的に有名です。

4-1 子育て支援センター「すくすく」

また、若い世代の転入者が多いことから、村では平成26年2月に子育て支援センター「すくすく」を開設し、子育て支援に集中的にあたる体制を整えました。親と子の交流の場として施設を開放し、各種講習や研修、子育て中の保護者の相談や支援等を行っています。さらに、平成24年8月には、耐震構造を導入した木のぬくもり溢れる山形保育園の新園舎が完成しました。山形村は安心して子育てができる環境が整っています。商業施設が豊富で、自然があり、野菜や果物のおいしい山形村。まさに生活を送るに理想の環境ではないでしょうか。

山形村は転入者が多く若者の多い村ですが、だからこそ生まれる課題も数多くあり、行政は試行錯誤を繰り返しながらそれらの課題に立ち向かっています。そのような自治体の中に入って実務に携わることで、新たな発見や学ぶことがたくさんあり、とても貴重な経験をさせていただいています。

5-1

唐沢そば集落案内図(役場ホームページより)

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