松本地域には、国内外の花きコンテストで入賞するなど世界的に高い評価を得ている花き生産者さんがいらっしゃいます。

そのような生産者さんが心を込めて育てた高いレベルの花きを、地域のみなさんに知っていただくために、2月23日（月曜日）から3月6日（金曜日）まで、松本合庁の１階ロビーに展示しています。

展示しているのは、㈱フラワースピリット（松本市　代表上條信太郎氏）の「ラナンキュラス」を使ったテーブルフラワーと細江洋蘭園（松本市新村　代表細江弘光氏）の「コチョウラン」。

このラナンキュラスを育てた㈱フラワースピリットは、10年に１度オランダで開催される「フェンロー国際園芸博覧会（フロリアード2012）」春のコンテスト球根類の部において、ラナンキュラスの「ビガーホワイト」という品種で最高賞（１席）を、「ビガーピンク」という品種で３席を受賞されています。
この博覧会は別名「花のオリンピック」とも呼ばれており、44か国から出品された476点の中から最高賞を受賞した㈱フラワースピリットは、世界最高レベルの花きを生産する技術力をもつ生産者団体として全世界から注目されています。

すべて㈱フラワースピリットが生産した「ラナンキュラス」です。
様々な色、大きさがありますが、店頭ではなかなか見かけることのできないような、手のひらよりも大きい花弁のものも展示しています。

冬の花なのであまり暖かい場所でなく、低めの気温の方が花持ちが良く、３週間から１か月は持つとのことです。

なお、ラナンキュラスの市場価格は、大きさや品種により異なりますが、小さいもので１本数百円から。大輪型になると数千円のものもあります。
取り扱いは花専門店のほか、今回ラナンキュラスを合庁ロビーにテーブルアレンジしていただいた㈱ハマ園芸（電話　０２６３－５７－８０１１）でもご購入いただけるとのことです。

続いて、松本市新村の細江洋蘭園さんのコチョウランです。

細江洋蘭園さんは、コチョウランの栽培から出荷までを一貫して行う県内唯一のコチョウラン専門生産者です。温度と湿度の管理をしたハウスで一鉢づつ手作業で水やりを行い、じっくり低温で花を咲かせているそうです。

花の大きさと開花姿の美しさ、花持ちの良さに定評があり、昨年11月に愛知県で開催された「鉢物品評会2014鉢花、蘭の部（主催：愛知県豊明鉢物流通改善協議会）」において入賞されています。
展示しているものは、入賞品と同じ品種、鉢寸です。

細江洋蘭園さんのコチョウランは、品種や鉢寸により価格は異なりますが、１万円程度からご購入いただけるとのことですので、大切な人への贈り物にいかがですか？
（細江洋蘭園さんのご連絡先　電話０２６３－４８－２５１１）

寒さに弱いコチョウランは、まだまだ冷え込む夜のロビーではつらいので、夕方～夜間は別室でお休みしています。
５度以下にはならないように、気をつけてあげてくださいね。