来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

「渓流取水工を見て来ました。」

農地整備課 A.Iです。

先日、安曇野市穂高 牧地籍にある「床固めカスケード式渓流取水工」を見てきました。

① 床固めカスケード方式渓流取水工
先日、安曇野市穂高 牧地籍にある「床固めカスケード式渓流取水工」を見てきました。この取水工は、川窪沢川上流の沢筋において取水して、下流域にある水田13.7haを潤しています。写真にある取水工は平成17年につくられましたが、それまでは巨石がゴロゴロしている沢筋を石で堰止め、沢筋横の下流につながる水路に取り入れていました。
しかし、大水が出るたびに、沢筋は荒れて、取水できない状態になってしまい、その復旧が大変で困っていました。

② 取水口

この「床固めカスケード式渓流取水工」は、河床がコンクリートで階段状になっており、階段の背面側で水を取水するようになっています。
写真ではわかりにくいのですが、水が落ちている後ろ側に水を取り入れるスクリーンがあり、溜まった水を取水します。
また、この取水工は、階段状の水溜りにたまった石を、大水が出たときの水の流れをうまく利用し、下流に流すようになっており、管理が楽になっている優れものです。

③ 魚道

取水工の片側には、段差の小さな魚道があり、渓流にすむイワナなどの魚が、遡上できるようになっています。
この日もイワナが1匹、取水工の水溜りに隠れていました。

④ 道への入り口
取水の水溜りと魚道は、行き来できるように、穴が開いています。
我々が帰ったあと、魚道に戻り遡上していくのでしょうか?

⑤ 下流河川

下流側を見ると、護岸に巨石が積まれており、苔がいい具合に生えていました。
この周辺の石を積んで作ったそうですが、周りの風景となじんですごくいい感じでした。

⑥ 水神様

帰り道、古い石碑がありました。よく見ると「水神」と刻んであります。
水神さま、これからも安定した取水ができますように・・・

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