来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

元日におもちを食べてはいけない??

あけましておめでとうございます。icon01
2014年は皆様にとってどんな年になるのでしょうか?
今年1年皆様が、健康で幸多き年であることをお祈りします。

さて、お正月と言えば「おもち」を食べる家庭が多いと思いますが、皆さんはおもちをどのようにして食べますか?

私が生まれ育った筑北村の一部地区では、元日におもちを食べない慣習があります。face08
これは、四阿屋山(あずまやさん)の信仰によるものです。

「その昔、四阿屋山の神様が、正月におもちを食べたらお腹をこわしたので、一年間お腹をこわさないよう願って、元日にはおもちを食べずに、そばを食べる。」と子供の頃母に教えてもらいました。


四阿屋山は、いわゆる筑北地域(麻績村、筑北村(旧坂井村、旧坂北村、旧本城村))の中心にあり、標高は1,387mあります。

後ろにうっすらと見えるなだらかな山が四阿屋山です。(残念ながら筑北村坂井地区から山全体が見える場所は無いらしいface07

(筑北村坂井安坂中村地籍から撮影)

四阿屋山には、各地区(麻績、旧坂井、旧坂北、旧本城)からの登山口がそれぞれあり、私が生まれ育った坂井地区の登山口は漸々(ようよ)沢口といって村営冠着荘入り口の交差点を西に入っていきます。(西に入ってすぐの場所に案内図があります。)

    

一の鳥居を過ぎ、林道の終点までは車で登れ、数台駐車は可能ですが、狭くて急な坂道なので、注意が必要です。林道脇杉の大木の横が登山道の入り口で、ここから山頂まで1時間20分の表示があります。

    

父に聞くと、四阿屋山の頂上には神社があり、四阿屋山大権現が祭られているそうで、坂井地区では、毎年8月31日に氏子が山頂まで登り、一晩過ごして山を下るとのこと。(他の地区は9月1日に登っているらしい。)
このことからも、四阿屋山に対する信仰の深さがうかがえます。

ちなみに、氏子となるのは、坂井地区でも四阿屋山に接している安坂地区(上安坂、中安坂、下安坂)だけなので、元日におもちを食べない慣習もこの地区だけとのことです。

興味のある方は、四阿屋山登山をし、温泉で疲れを癒した後、地元産のおいしいおそばを堪能してみてはいかがでしょうか。

   (冠着荘とそば処さかい)

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