来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

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松本市はかり資料館

松本市、中町通りにあるはかり資料館に行ってきました。


松本市はかり資料館は明治35年に創業した竹内度量衡店の資料、建物を松本市が譲り受け、平成元年に開館したものです。
こちらの資料館には「測る」「量る」「計る」道具とその関連の資料が1300点余り収蔵されています。こちらの資料館、建物が三つに分かれています。

入場料を払って中へ、、、。
入ってすぐのところには明治~昭和期に実際に使われていたはかりが展示されていました。

上の写真もその一つで、同じ製品を大量に用意するときに使われていたそうです。右側の皿が左から50個、100個、200個の目盛となっており、左側の大きいお皿に同じ製品を入れていき、釣り合うところがその個数になります。いちいち数えないでほしい量を用意できることから重宝されていたそうです。

このはかりのほかにも、、、


このような桝形のはかりも展示されていました。ちなみにこのはかり、6合枡といって1合から6合まですべての重さをはかることができたそうです。角をうまく使うとすべてを計ることができるとのことです。

続けて2棟目へ
こちらでは蚕の繭や、生糸を計るはかりが展示されています。

さすが、蚕糸業が盛んであった長野県ということでしょうか。
繭、生糸をはかるはかりが所狭しと展示されていました。生糸については本来長さで売買されるところですが、長さでははかるのが大変ということで重さを売買の単位としていたようです。

中庭を抜けて3棟目へ
こちらは蔵座敷となっていました。内部にははかりの展示はありませんがもともと老舗材木問屋が所有していた座敷らしく一階が座敷、二階は洋風建築と、独特の雰囲気がありました。

電子はかりに押され、最近では見ることの少なくなったこのようなはかりですが、はかりによっては電子はかりより便利なものもあるなぁと、なかなか興味深かったです。

なお、こちらのはかり資料館がある中町通りですが、「蔵のある街」として知られています。白黒の「なまこ壁」が連なる町並みは近代的な建物が立ち並ぶ伊勢町とは異なる独特の雰囲気があり、歩くだけでも楽しむことができました。

大雪の影響か、まだまだ道端に雪が残っていましたが、蔵と雪がいい趣を出していました。まだまだ寒い時期が続きますが、ぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか。

はかり資料館についてはこちらを
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/sisetu/marugotohaku/hakari/profile.html

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