来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

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計量女子の計量検定所日記「計量女子、御開帳で回向柱を眺める」

こんにちは!計量女子です。
今年の長野県は、飯田のお練りまつり、諏訪の御柱祭、そして善光寺の御開帳と大きな行事がいくつも重なり、賑やかな年となっています。
計量女子も「乗るしかない、このビッグウェーブに」と思い、先日善光寺を訪ねてきました。

令和の御開帳は、密を避けるためにYoutubeで混雑状況を確認できるようです。
すごいですね!

下二枚の写真は、参道で見かけた可愛いものたちです。
(勝手に「善光寺ちっちゃいもの倶楽部」と名付けました。)

善光寺の御本尊は、「一光三尊(いっこうさんぞん)阿弥陀如来」と呼ばれ、決して見ることのできない秘仏とされています。
御本尊を模した姿の「前立本尊(まえだちほんぞん)」も同じく秘仏ですが、数えの年で七年に一度だけ御宝庫から本堂に安置され、お姿を拝むことが叶います。

前立本尊中央、阿弥陀如来の右手に結ばれた糸の先は長野市松代地区から寄進された大杉で造られた回向柱に繋がれ、この回向柱に触れることは「前立本尊の御手に触れることと同じ」とされているため、全国から善男善女が前立本尊とのご縁を求めに善光寺へとやってくるのです。

さて、この回向柱、高さは一体どれくらいあるのでしょうか?

(PCやスマホがあれば何でも簡単に調べられるこの時代、回向柱の高さも検索すれば一発で分かりますが、このブログは計量検定所日記なのであえて便利な手段を使わず、とにかく「はかる」方向で話を進めていきます。)

小学校の算数で「直角二等辺三角形」について習ったことを覚えていますか。
2つの辺の長さが同じである三角形は「二等辺三角形」ですが、その中でも3つの角のどれかひとつが直角(90°)である二等辺三角形を「直角二等辺三角形」と呼びます。
(残り2つの角の角度は、いずれも45°です。)
直角二等辺三角形のこのような性質を利用し、回向柱の高さを測ってみたのが下の図です。

計量女子が回向柱を見上げた角度=仰角(ぎょうかく)が45°になる場所を探し、その地点から目標物(回向柱)までの距離を測ります。

計量女子と回向柱の距離は、8.6 mありました。
直角二等辺三角形の性質として、直角を挟んだ2つの辺の長さは同じなので、計量女子の目線の高さから回向柱の頂点までの長さは、8.6 mあることが分かります。

そして、計量女子の目線の高さは1.4 mなので、8.6 m+1.4 m=10 m。
導きだされた回向柱の高さは、10 mとなりました。

(善光寺、とりわけ回向柱の周辺は大変混雑しており、計量女子も遠く離れた場所から柱を見つめるだけでしたので、実際に現場で測ってみたわけではありません。上の図を見ながら「へぇ~そうなんだ~」と思っていただければ幸いです。)

ちなみに、計量女子がいろいろなサイトを調べてみた結果、今回の御開帳で建てられた回向柱のサイズは45 cm(0.45 m)角、長さ10 m、そして質量は約2 t(2.000 kg)なのだそうです。
回向柱の体積を0.45 m×0.45 m×10 m=2.025 m3とすると、回向柱の密度は2,000 kg÷2.025 m3≒987 kg/m3 です。
木材の乾燥度など様々な要素にもよりますが、一般的な杉の密度が300 kg/m3~450 kg/m3と言われますので、回向柱に使われた大杉はかなりしっかりとした木であるようです。
御開帳が開催されている88日間、風雨に耐えつつ多くの善男善女に触られる柱なので、これ位の丈夫さがあれば安心ですね。

余談ですが、初めて計量女子が御開帳を見た小学5年生の春、あの柱を回向柱ではなく「エコー柱」だと思い込んでしまい、その勘違いは次の御開帳まで続きました。
あと、同じ小学5年生の時、大勧進に絵を描きにきて筆洗をひっくり返してしまい、石畳を汚してしまったこともありました。

そんな善女からほど遠い計量女子のことも、善光寺は参拝のたびに暖かく迎えてくださいます。
計量女子が次の御開帳まで元気に過ごせて、また回向柱を拝みに来ることができますように。

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