農政課です。

皆さん、上伊那にはおいしいお米があることを知ってますか？

上伊那地域では、民間団体が公表している「お米の食味ランキング」で最高ランク「特Ａ」に位置づけられるおいしいお米「コシヒカリ」が作られているんです。

http://www.kokken.or.jp/ranking_area_15nagano.html

こうしたおいしいお米づくりに実は地方事務所も一役かっています。

５月１５日、伊那市美篶にある「伊那米総合試験地」という水田で、上伊那地域に適したお米１１品種を、地方事務所農政課、農業改良普及センター、ＪＡ上伊那などのおいしいお米に対して熱い思いを抱く様々な機関の職員で田植えを行いました。

田植え前の水田　水田に升目を付けています！

「お米に対して熱い思いはあるが素人の若手」から、「お米を愛しおいしいお米づくりのために人生を捧げてきたベテラン」まで、総勢20名余が１品種３本ずつ、手で丁寧に植えました。

このご時世、機械による田植えがほとんどですが、愛情を込めて手植えです。

色んな生き物を発見できます！

私自身、小学生の頃以来、15年ぶりの田植えで皆さんの足を引っ張らないようにと必死です。

ぬかるんだ水田で転倒しないようにとバランスを取りながら、腰を屈めて３本ずつ植えるのはつらいです。

悪戦苦闘していると、足元を気持ちよさそうに蛙が泳いでいきます。蛙が苦手なので、転倒しないこと、丁寧に植えることに加え、蛙を避けるという特別ミッションが課せられます。

そんななか、無事田植えが完了いたしました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　きれいに田植えが出来ました！

すべて「地域のみなさんはじめ消費者においしいお米を届けたい」「おいしいお米で農家の手取りを増やしたい」っていう思いで毎年毎年こうした作業が継続されています。

これから品種ごとに異なる草丈の長さを図ったり、稲穂が出る時期や収穫適期を調べたり、収穫したお米の品質を調べて地域に適した品種選定の材料にしていきます。

米どころ「上伊那」では、こんな地道な取り組みが毎年行われていることを知っていただければ幸いです。