2012.09.20 [ 職員のみつけた情報コーナー食文化 ]
上小地域のお菓子 その14 なかざわ商店の寒天大福
商工観光課のF1号です。
上小地域のお菓子を紹介するシリーズ。今回は、上田市の塩田平にお店と工場がある和菓子屋さん「なかざわ商店」のお菓子です。
このお店のお菓子でまずご紹介するのは、「寒天大福」です。これは、大福の皮(お餅)に寒天を混ぜてあって、それによって、皮が粉っぽくなく、キメが細かく滑らかになるとのこと。また、色も鮮やかになり、寒天ですから食物繊維も取れるということです。
寒天大福にはいろいろな種類があり、最初の写真は、ブルーベリー(左)とアンズ(右)です。どちらも果肉がお餅の皮に練りこんであり、ブルーベリーはブルーベリーの粒まで練りこんであります。ここの大福は、あんこは基本的に粒あん。粒あんとそれぞれの果物の味がマッチして、また、皮も、寒天が入っているせいでしょうか、お餅だけより柔らかいような気がします。次の写真はそれを切ったものです。最初の写真では粉の白さで元々の皮の色がよく見えませんが、切ってみると鮮やかさがよくわかります。
そのほか、十数種類の寒天大福があるようですが、この日は並んでいるものすべて買ってきました。在庫のなかったものもあり、買ったのは9種類。下の写真は、ゴマ、豆、草(よもぎ)、ずんだ(枝豆)、くるみ、きびです。いちご風味のものもありましたが、写真を撮り忘れました。
そのほか、シソ、サクラ(桜の葉の塩漬けを皮に練りこんである)、白(お餅だけの皮)があるそうです。
ここは、おはぎも作っていて、写真は、この地方でよく作られるくるみのおはぎです。くるみの粒々が大きいのが特徴です。栗のかけらが入った栗あんのおはぎもあるようですが、この日はありませんでした。これはなかなか珍しいです。今度はぜひゲットしたい。
あと、この辺のお菓子屋さんではよく作っていますが、各種おやきもあります。お菓子屋さんのおやきは、一般的な評価としておいしいです。お菓子作りの技術が生かされているんでしょう。おいしさはお店によって違いますが、それぞれいろいろな工夫がなされていると思います。
なかざわ商店は、塩田平の中ほど、上田南部消防署の近くの狭い道を入ったところにあります。小さなお店ですが、道から踏み石を踏んで入っていきます。ちょっといい雰囲気。
「真田家発祥の地」上田市真田の長(おさ)というところにも季節によって開いていて、五平餅や手打そば、松茸おこわもいただけるそうです。上田市と佐久市のイオンでも売っているときがあるとか。
なかざわ商店の場所
住所:上田市小島843-2
電話:0268-38-7816
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