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“パンでつながるコミュニケーションの和”(2)


写真: なつやけ工房Mutsu mutsu

鳫子さんご夫妻自慢の一品は、奥様が愛情込めて練り上げたクリームがたっぷりつまった「クリームパン」。さらに、地元の特産品である「熊笹」を使用したパンなど、材料はなるべく地元産のものを使うというこだわりがあります。
鳫子さんご夫妻が京都で開いていたパン工房は現在、カフェに姿を変え、裕司さんの弟さんが切り盛りをしています。鳫子さんご夫妻は、京都の方にも南木曽の味をと、熊笹やえごまを使用したクッキーを定期的に送っています。京都では中々食べることの出来ない味は評判を呼び、店頭に並ぶとすぐに売り切れてしまうこともあるんだとか。

■移住を考えている方へのメッセージ

最後に、鳫子さんご夫妻に長野県へ移住を考えている方へのメッセージをお聞きしました。


裕司さん:「僕達はこうなったらどうしようとかはあまり考えず、こちらに移住してきてからでも何とかなるだろうと踏ん切り良く、勢いで移住しました。実際、このお店を始めるまでは半年間くらい無収入の時期があったのですが、それでも何とか生きてこれましたので(笑)」

ムツコさん:「地域性にもよると思いますが、地区の方々には仲間という感じで受け入れてくださって、とても助けていただいてます。野菜を頂いたり、お米をいただいたり、おすそわけもありがたいですね~。自分達が閉鎖的になったらいけないなと思っているので、地元のお祭りや行事には積極的に参加するようにしています。最初は、緊張してドキドキしながらいきました(笑)
でも、そういう地元のことに参加することで、自分達が京都から来た人間でどういうことをしているのか、地区のみなさんに分かっていただけたんだと思います。」

裕司さん:「始まったばかりなので、まだまだ先のことにはなりますが、この旧夏焼地区の中でも空き家となっているところがあるので、将来的にそこにカフェを作りたいなという夢はあります。
地元の方がちょっと集まれるような場所が作れたらいいなぁと思っています。」


なつやけ工房Mutsu mutsuの看板娘・ミミちゃん

朝は清々しい森の空気を味わい、夜は星月の明かりに照らされる南木曽町での田舎暮らし。移動する森のパン屋さんは始まったばかり。
「なつやけ工房Mutsu mutsu」の「mutsu」には、ご夫妻だけでなく、自分たちが作るパンで仲睦まじく…という意味も込められています。
人が仲良くする、親しむ、和らぐ…などの意味がある「睦」。
屋号の名の通り、「なつやけ工房Mutsu mutsu」の移動パン屋さんは今日も南木曽町に美味しいパンと笑顔と元気を運んでいます。

花桃咲き乱れる南木曽のカフェで美味しいクリームパンを いただきながらご夫妻の笑顔こぼれるカフェに人々が集う日も案外遠くないかもしれません。

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