2020.12.24 [ 新型コロナウイルス感染症対策 長野県民手帳 ]
2.主な症状・経過・傾向
代表的な症状は、発熱・呼吸器症状(咳・のどの痛み・鼻水・鼻づまりなど)・頭痛・倦怠感などです。
初期症状はインフルエンザやいわゆる風邪に似ており、この時期に新型コロナウイルス感染症を区別することは困難です。
また、嗅覚障害・味覚障害を訴える方が多いことも分かってきました。割合は少ない(10%未満)ですが、下痢や嘔吐などの消化器症状がみられることもあります。
感染者の約80%が軽症のまま1週間程度で治癒しますが、約20%は発症後1週間前後で肺炎症状が現れます。また、全体の約5%は肺炎が重症化して人工呼吸器など集中治療が必要となる経過をたどる傾向があります。
高齢者、基礎疾患(呼吸器疾患・糖尿病・高血圧など)を有する方、肥満の方などは、重症化するリスクが高いと考えられています。
なお、感染しても症状が現れない方もいます。
●年代別の感染者数と死亡率
感染者数は、20代が最も多く、次いで30代、40代となっています。(令和2年12月2日18時時点)一方で死亡率は、年代とともに上昇しています。重症化しやすい人を守るという意識を持った行動を心がけましょう。
●重症化するケース
軽症等の場合でも状態が急変し重症化するケースもあり、注意が必要です。
緊急性の高い症状
(軽症者向けのセルフチェック項目)
□表情・外見
・唇が紫色になる
□息苦しさ
・息が荒くなる(呼吸数が多くなる)
・急に息苦しくなる
・日常生活の中で少し動くと息があがる
・胸の痛みがある
・横になれない、座らないと息ができない
・肩で息をしている、ゼーゼーしている
□意識障害
・脈がとぶ、脈のリズムが乱れる
□ご家族によるチェック
・顔色が明らかに悪い
・いつもと違う、様子がおかしい
・ぼんやりしている(反応が弱い)
・もうろうとしている(返事がない)
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