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諏訪湖まちじゅう芸術祭2013~諏訪の長い夜~

諏訪湖のまわりに集積する個性豊かなミュージアムで、アートを軸としたさまざまな体験プログラムを通じて信州・諏訪の文化・芸術に触れるイベント「諏訪湖まちじゅう芸術祭2013」が開幕いたしました。8月23日(金)に諏訪市原田泰治美術館にて開催されたオープニングセレモニーには、今年も長野県観光PRキャラクター「アルクマ」が登場し、会場を盛り上げました。

オープニングイベント「諏訪の長い夜」は、今年で9回目を迎え、「信州ブランドアワード2012」において入選を果たすなど、諏訪地域の夏の恒例行事として定着し、観光客等の皆さんに広く親しまれています。今年もいつもと違う夜のミュージアム独特の雰囲気の中、ギャラリートーク、コンサートなど、各館において創意工夫を凝らした、数多くの催しが展開されました。

この日最も早く始まった催しが諏訪大社上社本宮前「諏訪市博物館」の「博物館の少し早い朝」。特別展「懐かしのふるさと・諏訪―宮坂増雄写真展―」を夏でも涼しい時間帯、午前8時から楽しむことができました。昭和30年代~40年代の諏訪の人々のくらしや風景を捉えた写真は、年配の方々には懐かしく、若い世代には新鮮な驚きを与えてくれる、とても貴重な資料だと感じました。ギャラリートークでは、この時代の諏訪を知るシニア世代の方々の昔話で大いに盛り上がっていました(中の様子を写真撮影できず、申し訳ありません。外観のみでお許しください。)。

午後5時、現代ガラスギャラリーや日本最大級のガラス専門ショップ、製作体験ができるガラス工房などを備える「SUWAガラスの里の美術館」では、安曇野市在住の臼井則孔さんによる「手廻しオルゴール演奏会」が開催されました。透き通るような歌声とオルゴールのハーモニーがギャラリーいっぱいに響き渡りました。曲目は誰もが口ずさむことのできる懐かしい日本の童謡が中心で、時間を忘れ、幸せなひとときを過ごすことができました。

上諏訪温泉の中心、片倉館に隣接する「諏訪市美術館」では、「かさのかさ―手染め和紙でライトアップ―」が開催されました。雨傘にいろいろな色に染めた和紙を貼り付け、さまざまな模様が照らし出されるランプにアレンジするという企画です。午後6時からの点灯式には、諏訪市公認キャラクター「諏訪姫」も登場し、ライトアップのお手伝いをしてくれました。

午後8時、「諏訪の長い夜」の魅力が最も高まる時間。諏訪湖畔にたたずむユニークな形が印象的な下諏訪町の「諏訪湖博物館・赤彦記念館」では、「ピアノ&ボーカル弾き語り 福沢歩ロビーコンサート」「サックスとピアノのロマンティックサウンド『デュオクレール』ロビーコンサート」が開催されました。福沢さんは伊那市出身・在住のシンガーソングライター。若い女性の心情を綴った歌詞が心に響きます。「デュオクレール」は埼玉県在住で首都圏を中心に活躍している二人組。「諏訪の長い夜」には5回目の出演とのことです。

翌日24日(土)、フランスのアール・ヌーヴォーを代表する作家エミール・ガレのガラス細工の展示などで著名な「北沢美術館」でミュージアムコンサート「ガレの時代を彩る音楽 諏訪響メンバーによる木管五重奏」が開催されました。諏訪交響楽団は、地元のアマチュアのオーケストラですが、その歴史は大変古く、海外公演をこなすなど、その実力も高く評価されています。ドビュッシーなど、エミール・ガレと同時代に活躍したフランスの音楽家の作品を木管楽器によるアンサンブルで披露していただきました。

最後に紹介するのは、諏訪大社秋宮近くの「諏訪湖オルゴール博物館 奏鳴館」です。「諏訪の長い夜」恒例の名物企画「ホーンテット・ミュージアム」が今年も開催しました。お化け屋敷に見立てた館内でオルゴールの音色とユーモラスなトークのコラボレーションが好評なこの企画。7回目となる今回は生誕200年を迎えるイタリアの音楽家ヴェルディの生涯がテーマです。オペラ「椿姫」などの美しいメロディが真っ暗な館内に響き渡りました。

また、1階の喫茶室では、「サイナス・バンド・ライブ~フォークソングコンサート」が開催され、「団塊の世代」の皆さんを中心に、往年のヒットソングを楽しんでいらっしゃいました。

今日のブログでは、たまたま音楽関係の催しに集中してしまいましたが、「諏訪湖まちじゅう芸術祭」は、9月23日(月・祝)まで開催中。さまざまな企画が展開され、諏訪湖エリアがアート一色に染まります。

期間中、芸術祭に参加している15の美術館・博物館に1回づつ入館でき、スタンプを集めて応募すると抽選で素敵な商品が当たるお得なパスポート(大人2,500円、小中高生800円)も販売されています。

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