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諏訪湖アートリング第14回「ハーモ美術館」

諏訪湖アートリングの第14回は下諏訪町にあるハーモ美術館です。


ハーモ美術館は、産業用ロボットメーカーの創業者だった濱富夫氏とディレクターの関たか子さんによって1990年4月に開館しました。

画家というと、一流の美術学校を卒業した天才画家の人たちもいます。しかし、ここに展示されている素朴派と呼ばれる画家の方たちは、園芸師の家業や郵便局員などの仕事を行いながら、描いていた作品が評価された人たちです。「仕事を行いながらの創作活動は、きっと大変なこともあったのだろうな~」と勝手に想像してしまいます。

展示作品のうち、税関吏だったアンリ・ルソーの作品は、生涯で3000点ほどの作品を書いたそうですが、美術教育を受けていないばかりに今や200点前後しか残されていないそうです。本当にもったいないことなのですが、ハーモ美術館では数少ないルソーの作品のうち、世界各地のルソー展に出品されピカソの裏書もある「果樹園」などの代表的な作品が6点常設展示されています。

また、素朴派の画家の中でもびっくりしたのは、アメリカの画家グランマ・モーゼスです。農家の仕事をし、5人の子供を育てながら、75歳から絵を描き始め、創作活動は101歳の亡くなる直前まで続いたといいます。

モーゼスのコーナーにあった「さあ、何かを始めてごらん、誰にだって、いくつになったって、どこにいたってチャンスはあるのだから」という言葉は、健康長寿で高齢になってからも働き続ける人の多い長野県民を励ましてくれているようでした。

他にシャガール、ダリ、ルオー、マティス等、世界的に貴重な作品を所蔵し、展示しています。

さらに、ハーモ美術館の売りは、作品ばかりではありません。2階の通路からは、雄大な諏訪湖の風景とともに天気の良い日は富士山も見ることができます。写真ではうまく富士山を撮ることができなかったのですが、ぜひ、空気の透き通ってくるこれからの季節、実際に来ていただき、諏訪湖と富士山の競演を眺めていただくことをお勧めします。

素晴らしい作品と素敵な眺めを持つハーモ美術館にみなさんも一度いらっしゃってみませんか?

【ハーモ美術館】
長野県諏訪郡下諏訪町10616-540 
Tel 0266-28-3636  Fax 0266-28-644
http://www.harmo-museum.jp/

■開館時間
4月~9月  9:00~18:00
10月~3月  9:00~17:00
なし(年中無休)
※展示替え等により休館日となる場合、または展示室の一部がご覧いただけない場合があります。詳細についてはお問い合わせください。

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