南信州お散歩日和 南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

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魅力満載のローカル線!飯田線(18)水害と闘ってきた苦難の歴史「川路駅」

地域政策課のHKです。

飯田線シリーズ、今回は「川路(かわじ)」を紹介します!

 

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(川路駅基本データ)

  • 無人駅
  • ホーム 1面1線
  • 場所 長野県飯田市川路
  • 標高 377m
  • 開業 昭和2年
  • 一日平均乗車人員 58人(平成23年度)

 

川路駅の開業は昭和2年で、当時の駅名は「伊那川路駅」でした。

これは、当時すでに現在の”愛知県新城市川路”に「川路駅」があったためです。

昭和18年、各私鉄が国有化され、飯田線として統合された際、「川路駅」は「三河東郷駅」となり、「伊那川路駅」は現在の「川路駅」となりました。

川路駅は、天竜川に面した低地帯にあり、開業以来何度も水害に遭ってきた駅です。

特に、昭和36年6月、台風6号に刺激された梅雨前線により発生した豪雨災害は、「36災害」と呼ばれ、伊那谷で大きな被害を出しました。

飯田線も、各地で線路の流出、浸水、埋没などが発生し、全線復旧までは20日間を要しました。

川路駅も、天竜川の大洪水により周辺一帯とともに水没しました。

当時は、日本三大桑園と呼ばれ、桑畑が広がっていたり、駅前には商店街や民家がありましたが、いずれも大きな被害を受けました。

この災害を受けて、飯田市が周辺一帯を「災害危険区域」に指定し、駅周辺にあった住宅などは高台等へ移転したため、駅の周りは何もない寂しい風景となってしまいました。

その後、天竜川治水対策事業が行われ、その際に飯田線の線路の付け替えが行われ、川路駅も平成13年4月に現在の場所に移転しています。

その時に新築された、現在の駅舎がこちらです。かつては木造でした。

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