農地整備課の中年Ｙです。

６月１８日（土）、飯田市伊賀良へササユリを見に行ってきました。

ササユリは長野県指定希少野生植物にも指定されており、飯田市北方の「位京ササユリを育てる会」や地元の方々によって大事に保護管理されることで、毎年立派なササユリの花を楽しむことができます。

花色は白に近いものから濃いピンクまでありますが、淡いピンク色のものが多いです。葉の形が笹の葉に似ていることから、「ササユリ」と名付けられました。

林の中では至る所で花を目にしますが、数年前にはイノシシの食害も受けており、駆除も行ったそうです。

この日の午後は天気も良く暑かったのですが、ササユリの生育環境を守るために大勢の方が草刈りの作業をされていました。頭が下がります。

作業をされていた方にお話を伺うと、「以前（江戸時代の頃）からこの林にはササユリが自生していたが、林が管理されなくなったころは花を見かける数が減った。10年程前から地元で草刈りを始めたところ、林床まで木漏れ日が届くようになってから、ササユリの数が増えてきた。」とのことでした。

蕾の株もありましたので、花はもうしばらく楽しめそうです。

なお、現地までのアクセスですが、国道１５３号線の「飯田インター西」の信号を西側に進むと、道路沿いに看板が出てくるので、その案内に従っていくと間もなく駐車場に到着します。

また遊歩道沿いには地域の方々が建てた案内看板があります。みんなで温かく「地域の宝」を守っていきましょう！！