南信州お散歩日和

南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

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プチ農家民泊を体験してきました~南信州の新たな魅力~

農業改良普及センターです。今日は担当地域の魅力についてご紹介いたします。

 

この南信州は、「農家民泊」が盛んなことはご存知でしょうか??

過疎化が進む農村の維持のために、20年ほど前に有志で修学旅行生の受け入れからスタートしたそうです。

都会で疲れたお客さんも、自然とのふれあいや農家のあたたかさに触れ、

癒されて帰っていくそうです。

 

現在では、作業を手伝ったり、農家との語らいや里山の暮らしぶりを味わったりできる、

「飾らない」「ホンモノの」日本が体験できるとあって、海外客からも非常に人気。

南信州観光公社が手掛ける「農家民泊」は、世界が共感する日本の魅力的な「モノ」や「コト」を認定する

「COOL JAPAN AWARD 2017」(クールジャパンアワード)

を受賞したほどです。

 

担当地域振興の一つの柱として、知らないわけにはいきません。

赴任2年目終盤、ついに体験してきました。

 

体験先は、普段から何かとお世話になっているお母さんの経営する、

「ふれあい農園おおた」です。

(こちらは南信州観光公社の農家民泊の受け入れもしており、

民宿としての営業許可も取られております)

 

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営まれている太田いく子さんは、農林漁家民宿お母さん100選にも選ばれた方です。

民泊業界ではかなり有名で、全国から講演依頼や視察依頼が来る大物です。

ここなら間違いなく、醍醐味を体験できるはずです。

 

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早速通された和室でくつろぎます。よそ行き感がなく、もはや自宅のような快適さです。

窓からは山や畑が見えます。心落ち着く風景。

 

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お風呂を勧められたので行ってみると、

せっせと薪をくべる太田さんの姿。

こんな姿を見ると、ついいろいろと質問してしまいますが、

気兼ねなく話してくれます。自然な交流ですね。

 

少し熱めのお風呂でポッカポカになった後は、

一休みしていよいよ夕食。

夕食は、

 

なんと囲炉裏を囲んでいただきます!

非日常の贅沢ですが、どこかホッとする不思議さがあります。

料理はおもてなしの心が感じられる、

家庭的な料理の数々です。

 

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(これはスタート時のお膳。この後次々と運ばれてきましたよ!)

 

とてもおいしいのですが、

太田さんは特に勉強したわけではなく、

お母さんから教えてもらって自分でも工夫した

まさにこの地域の味なんだそうです。

逆に言えば、ここでしか味わえないもので、

別のお宅でお世話になればまた別の味に出会えるのでしょう。

 

そして次々とお料理が運ばれてきます。

天ぷらなんかも、季節によって変わるんだろうなあと想像が膨らみます。

(品数は数えられないくらいで、おなかいっぱいでした)

 

そして自家製の「どぶろく」。

私はドライバーだったので飲めませんでしたが、

酸味があり、独特ですが癖になる味だったそうです。

 

(飯田市は「どぶろく特区」を取得しております)

 

食事の最中も、太田さんと昔の地域の話をしたり、

自分の話をしたり、ゆったりとした時間が流れます。

 

ここまでくると、連れてきた私の子供たちは、

自分のおばあちゃんちのようなくつろぎぶりで、

走り回ったり、台所をのぞいたり、料理を運ぶ手伝いをしたり、

太田さんと遊んでもらったり・・・。

そう、なぜか自然と溶け込める、この「雰囲気」が農家民泊の魅力ではないでしょうか。

旅館やホテルはキレイで快適ですが、どこか「よそ行き感」があり、

帰ってくると「やっぱり自分の家が一番」て感じになりがちです。

 

農家民泊は、農村の環境と、人の暖かさが作り出す、ホッとする感じ。

自宅でないのは間違いないのですが、

ここににいつまででもいられるような、不思議な感覚です。

 

今回は子どもが小さかったこともあり宿泊はしなかったのですが、

「片付けもせずにすみません」という、

通常の旅館などでは絶対に抱かない気持ちになりながら帰路につきました。

 

「またいつでもおいで」というお見送りの言葉も、

自然と心に溶け込みます。

 

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普段南信州で生活する私ですら、

さらに南信州を感じ、ゆったりと過ごせたのですから、

他の地域、自然が遠い都会から来られた方は、

さらに新鮮にこの南信州の土地と人を感じられるでしょう。

 

正直この2年間、南信州はいいところだけど、

人が来た時に連れていくこれといったスポットがないなぁと感じていましたが、

何もない日常を体験できる素晴らしい仕組みがあるのだと、

気づくことができました。

 

皆さんもぜひ、この「南信州の農村の日常」を感じに来てください。

 

(「ふれあい農園おおた」は、できるだけゆっくりしてもらうために完全予約制で一回一組としているそうです。

 夕食だけ、昼食だけも可ですので、気軽にお問い合わせくださいね)

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