林務課です。

泰阜村では今、有害鳥獣対策の取組みのひとつとして、「シカなどの食肉加工施設」を建設中です。完成は3月末の予定となっています。

1月26日（木）に、東京の「銀座ＮＡＧＡＮＯ」において、施設のＰＲやジビエの振興を目的に、普及活動が行われました。

泰阜村在住、けもかわプロジェクト代表　井野春香さんを中心に、「シカのジビエ料理試食」、「シカ皮クラフト体験」を行いながら、首都へ情報発信を行いました。

期待していたレストランや飲食店のオーナーは、出席されませんでしたが、女性客を中心に28人が参加し、大賑わいでした。

井野さんによる泰阜村で取組みの説明の後、2種類のシカ肉料理を提供し、「初めて」という参加者が多い中、高い評価をいただきました。

料理は、「シカ肉のたたき、花ワサビソース」、「シカ肉のグリル、エスカルゴバターソース」と普段でもなかなかお目にかからないメニューでした。

試食できなかったので、味の表現はできませんが、参加者からは好評でした。

その後、シカ皮を使って、コインケースを全員で作りましたが、皮にボタンを留めたり、太い糸で縫製をしたりと、楽しんでいただきました。

普段の裁縫と勝手が違うため、最初は戸惑う方もいましたが、最後は満足していただいたようです。

直前の準備に忙しい井野さん

講師が一人のため、井野さん引っ張りだこです。

完成したコインケースです。使い込むと色が変わってくるとのこと。使い込むほど味が出るのも良いですね。

時間内に終わらない方には、針も持ち帰っていただき、自宅で完成を目指してもらいました。

グループで参加した方の中には、「家族で泰阜村へ行き、狩猟ツアーに参加しており、これからも出かけて行きたい。子供も楽しみにしている。」と話してくれた方もいました。

今後、泰阜村に施設が完成した後は、さらに首都圏に向けて、美味しいシカ肉を多くのお店に提供しながら、シカ皮製品も販売していきます。

興味のある方は、ぜひ、けもかわプロジェクトＨＰを御覧ください。

けもかわPROJECTホームページ（←リンク）