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ニホンジカをネットで遮り誘導する新たな捕獲の取り組み

 林務課の猪*鹿*鳥です。

 佐久地域の平成24年度野生鳥獣被害額は約1億円で、その約80%はニホンジカによる被害が占めています。
 このため、平成25年度はニホンジカ8,500頭の捕獲目標を掲げて捕獲対策を推進しています。

 この目標を達成させるために、平成25年11月12日に御代田町浅間国有林内で、国、浅間山周辺の市町村、猟友会及び県関係機関で構成する「野生鳥獣被害対策チーム」他50人が参加して、ニホンジカが通る獣道をネットでふさぎ、くくりわなに誘導して捕獲する「シカ捕獲技術現地研修会」を開催しました。

 いかに、シカを効率良くたくさん獲るか、その可能性を探ろうとするものです。


ネットを立木にひもで結び付けます。高さは1.6~1.7m


尾根から沢へ向かう獣道を横断するように、ネット約600mでシカをとおせんぼ。


所々にネットの切れ目をつくり、シカがそこを通ると、くくりわなにまんまと引っ掛かる仕組みです。
今までは、わなの数がたくさん必要でしたが、これならわなの数も少なくて済みます。


くくりわなは、御代田町猟友会員が新たに考案したものです。
シカが踏むとバネ式のワイヤが跳ね上がって足首を締める仕組みです。
とても軽量で設置が簡単。


ネットの切れ目9箇所にくくりわなを25個仕掛けました。
くくりわなは、シカに見つからないように、上手く仕掛けるのがポイントです。

 ネット設置後は、道端の同じ場所に連続してわなを仕掛けることができ、また毎日の見回りも楽になり、設置から2週間でシカが3頭捕まりました。

 これからも随時、シカの捕獲状況をお知らせしていきます。

 1頭でも多くシカを捕まえて、農林業被害が減るように努めていきます。

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