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治山事業の竣工検査をしてきました ! (ちさんマン編)

みなさん、こんにちは。
佐久地域振興局林務課のみっちーです。

先日、治山事業の検査をしてきましたのでその様子をご報告!
この日は、平成5年に造られた治山施設の機能回復工事の検査員として小諸市へ行きました。

今日の出張はいつもと少し違う。
その理由は、機能の回復を図る平成5年の治山施設は、私ことみっちーが24年前に監督員として設計・施工監督した治山施設なんです!

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24年前(平成5年)の豪雨時に、市内の集落の間を結ぶ生活道路に、落石と併せて土砂が大規模に流出。
幸い道路を通行する車などに直接の被害はありませんでしたが、こうした危険を防ぐために、その復旧工事の設計・施工監督を当時担当しました。

災害が発生した現場は千曲川の河岸段丘の一部で、ガケの高さは数10mも高く切り立ち、直接そこからの土砂流出は防ぐことができないことから、崩落した土砂や落石が起因する2次災害を防止するために治山施設をそそり立つガケのすぐ下に設けました。

今回の機能回復工事では、今年の集中豪雨で、平成5年の治山施設を乗り越えて流れ出した土砂を片付け、再び土砂が流出しないように土砂を取り除く作業を行いました。
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【写真】今年の集中豪雨で流れ出した土砂

検査員として現場に立って見ると、24年前の当時 「ちさんマン」 だった若かりし頃のことを思い出すものですね。
治山施設を設計した際の 「メンテナンスは必要だから・・・」 とか 「落石の直径は何cmだから」 など様々な記憶がよみがえりましたよ・・・・。

無事に検査を終えたあとに
「この施設のおかげで、この度の土砂流出も小規模に抑えられました」 と小諸市役所の担当者からお言葉を頂きました。(涙・・・)

自分が設計監督した施設が、定期的にメンテナンスを行うことで、今も災害を防ぐ機能を果たしていると思うと嬉しいかぎりです。
また、近年は以前に増して雨の降り方も激しさを増す傾向がみられ、こうした維持管理工事の大切さを身に感じました。

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