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人家と保安林を守る治山工事を実施しています(その1)ご当地クイズ付き

みなさん、こんにちは。林務課のラーメン大好き「くろれっつ」です!

ラーメンの話題も機会があれば是非やってみたいのですが、今回は林務課で発注している治山工事を紹介します。

写真①(全景)

今回紹介する治山工事は、小海町の本間上集落近くの現場で、平成22年(写真右側)と平成27年に山崩れによる落石が発生した箇所です。

写真②(落石状況)

最大3m級の落石があったにもかかわらず、幸い直下の人家へは被害はありませんでしたが、調査した結果、岩盤法面内に亀裂が確認され、このまま放置しておくと、拡大崩壊により人家へ影響するおそれがあることがわかりました。

写真③(弾性波探査)

 

事前の調査設計では、風化により法面の根元からポロポロと崩れ、オーバーハング(図のように上部の方がせり出している形)の不安定な法面になっているため、不安定な岩盤を除去する工法が選択されました。しかし、オーバーハングした長大な法面のため、法面直下での作業は危険を伴い、機械の届く範囲も限られてしまいます。また、法面上部からの着手では、重機搬入、掘削土搬出等のため、仮設盛り土や仮設道路等に多額の費用がかかり、そのための土砂も確保できません。

このため、この現場ではロッククライミング工法(高所機械掘削施工工法)という工法を選択しました。

(写真はこの現場ではなく、施工業者さんから提供してもらった別の現場で行われたロッククライミング工法です。)

写真④(ロッククライミング工法)

この工法は、法面上部の立木などに重機がぶら下がって(写真はワイヤーが良く見えないですが・・・)掘削する工法で、今回はオーバーハングの法面で危険を伴いますが、リモコンでの操作も可能なので作業員の安全も確保されます。また、現場条件にもよりますが、この現場ではロッククライミングマシンが自走で法面を登るため、重機搬入のための索道(空中に渡したロープで資材等を運ぶ)等が不要です。

ここまでの説明で「ロッククライミング工法かっこいい!」とか、林務課で行う治山工事に少しでも興味を持ってくれると大変うれしいですが、工事の施工には地元住民のみなさんの理解と協力が必要不可欠となります。この現場でも岩盤掘削には騒音を伴い、現場への進入には近隣の土地を使用させてもらうことになります。

写真⑤(地元説明会)

このため、工事着手前に地元説明会を開催し、工事への理解と協力を求めたり、地元住民の要望を聞いたりします。この現場では岩盤掘削の騒音を伴うため、土日は工事を行わない週休2日の工事にすることを決定し発注をしています。

写真⑥(丁張検査)

この写真は、法面上部で岩盤掘削の施工範囲や重機のぶら下がる立木等を確認しているところです。立木でよく見えないですが、オーバーハングした岩盤の上に立っているので、あと数歩で約30mの崖です!危険を伴う作業であり、山腹崩壊した時の被害の大きさを再確認させられます。この工事の必要性や理解を深めていただくために、地元住民を対象とした現場見学会も今後予定し、工事を安全に進めていきたいと思います。

次回、ロッククライミング工法による作業が始まりましたら、リアルな状況を報告したいと思います。ぜひご期待ください。

 

あ、みなさんのアツいご要望があれば、「佐久のおいしいもの」で大好きなラーメンのブログとかもやってみたいですよねぇ?

ちなみに!このラーメンのお店とメニューまで分かりますか?

写真⑦(助屋(安養寺野菜+半熟煮玉子))

※ヒント:お店は有名ですが、メニューはトッピングありです!

写真⑧(李紅蘭(カツカレーラーメン))

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