皆さん、こんにちは。
佐久地方事務所地域政策課のＦです。

10月18日（日）、佐久スキーガーデンパラダ・北パラダにて、北佐久消防協会消防訓練が行われました。
今回の訓練は大規模林野火災への対応能力の向上を図ることを目的とし、佐久消防署指導のもと佐久市消防団林野火災対応訓練と合同で行われました。

訓練は大きく分け、３訓練行われました。（第１～３訓練）

↑まず第１訓練の様子。ホースの延長状況（ホースの屈折・蛇行等）によるホース管路湾曲圧力損失を確認します。
※ホースがカーブした状態で設置されると、水圧が減少します。平地でその減少幅を確認しました。

↑次に第２訓練の様子。平坦地で中継送水を実施。ホース摩擦損失及び複数のポンプで計器の変化を確認しました。
※ホースの中継により距離が伸びると、ホース摩擦等により水圧が減少します。その減少幅を確認しました。

↑最後に傾斜地に移り、第３訓練を実施。傾斜地２コースで訓練を行いました。

第２コースでは北佐久消防協会５団（小諸市・佐久市・軽井沢町・御代田町・立科町）による連携確認を行いました。
全長約400m、高低差約55mのコースをホース20本を中継し、送水を行いました。

↑ホース摩擦損失等を考慮し、水圧を調整。必要に応じ、異常送水圧を二又分岐を使用し逃がします。
足場の悪い傾斜地での訓練でしたが、無事に訓練終了しました。

今年の３月には岡谷市において大規模な林野火災が発生しました。被害面積は約45ヘクタール、鎮火には約42時間を要しました。大規模な林野火災時には消防署と消防団の協力、また近隣の消防機関との連携も重要です。

秋も深まり、乾燥する日が続きます。山火事のもととなる山林地付近での火の扱いには十分注意しましょう。