ほっと9(ナイン)ながの 長野で働くスタッフが、長野地域の9つ(ナイン)の市町村の「ホット」な魅力をご紹介!(長野市、須坂市、千曲市、坂城町、小布施町、高山村、信濃町、飯綱町、小川村) 私たちの日々の仕事の話、「ほっと」一息つける癒しの裏話、きっと役に立つ暮らしの豆知識、おすすめ絶品グルメ…などなど、ここでしか出会えない”ながの”のすがたをお見逃しなく!(旧「ほっとスタッフブログながの」)(写真:信濃町 黒姫山の冬)

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無料職業紹介事業の利用者さんにインタビュー

みなさん、こんにちは。長野地域振興局 商工観光課の熊谷と申します。

商工観光課では、障がいのある方母子家庭のお母さん子育て期の女性のみなさんなどを対象に、就職の相談求人企業の紹介をはじめとした無料職業紹介を行っています。

その中で、働き手を募集している企業を探したり、働きたい方を企業へご紹介したりする仕事を担当しているのが、求人開拓員岸田 清史さんです。

岸田求人開拓員

岸田求人開拓員

この岸田求人開拓員が、無料職業紹介を利用されたAさんと企業のご担当の方に、現在の様子をインタビューしに伺いました。今回はその様子をご紹介します!

(情報保護の観点から、相手方のお名前は伏せさせていただきます)

 

岸田「Aさんが採用になって半年が経ちました。現在のAさんのお仕事について、上司のBさんからご紹介いただけますか?」

Bさん「はい。Aさんの勤務時間は、原則として平日の9時から18時となっています。現在のメインは事務の仕事ですが、パソコンを使用した画像データの加工など、企画に関する仕事も一部やってくれています。Aさん本人が学生時代に写真部に所属していたから写真撮影は上手ですし、楽しみながら働いてくれているようです。どの仕事も、最初の頃に比べるとメキメキとレベルアップしていますよ。」

岸田「Aさんの仕事への取り組み方はどうですか?」

Bさん「非常に前向きに、色々な仕事に取り組んでくれています。誰から見ても、十分に合格点を与えられるレベルだと思います。」

Aさん「そう言ってもらえて、嬉しく思います。でも、ここで満足せず、自分に足りない部分を積極的に改善していきたいです。」

岸田「Aさんにお聞きします。お仕事をするうえで、いちばん喜びを感じるのはどんな時ですか?」

Aさん「私は、お客様から「ありがとう」の言葉をかけて頂いた時が一番嬉しいです。働き始めた当初は、自分の仕事がうまくいかないと家に帰って凹んでしまうこともありましたが、お客様からの感謝の言葉には本当に救われました。」

岸田「では現在、仕事に関する悩みは何かありますか?」

Aさん「悩みとは違うかもしれませんが、私のように障がいを持ちながら社会に出て働いている先輩は、全国にたくさんいらっしゃいます。そんな先輩方とお話をする機会が今はほとんどないので、もしチャンスがあれば積極的に参加したいと思います。特に自分と同業種で働いている方のお話には、すごく興味がありますね。」

岸田「次に、無料職業紹介事業を利用された感想を聞かせてください。」

Aさん「学生時代の先輩が私よりも先にこの事業を利用していて、岸田さんのことはその先輩から聞いていました。お会いすると想像通りの気さくな方で、社会の中で働くことに対する心配事なども打ち明けられたので助かりました。」

Bさん「弊社としては今まで、障がいをお持ちの方を社員として採用したことがありませんでした。けれど今回、求人開拓員の岸田さんが、Aさん本人やAさんが通っている学校の先生等との対話を通して、本人のことをよく理解されたうえで弊社にご紹介くださったので、とても安心して受け入れることができました。実際に会ったAさんも、岸田さんから聞いていたとおりの誠実な方でした。」

岸田「そう言っていただいて、本当にうれしいです。ありがとうございます。日頃から私のところには、障がいをお持ちの方を中心に色々な方がお見えになります。私としては、ご本人の人柄を知ることがとても大切だと思いますから、例えば福祉事業所で働いている方であれば一度事業所にお伺いして作業をする様子を見学させていただいています。同時に、福祉事業所の他の利用者さんや支援員の方とのコミュニケーションの様子も拝見し、こういう職場・こういう仕事ならこの人にぴったり合うだろうという職場を探して、ご紹介させていただいています。」

Bさん「私たちもAさんと働くうえで、気配りこそ心がけてはいますが、障がいがあることを理由に特別扱いはしていません。Aさんのように、障がいがあっても立派に働いている人がいます。今後無料職業紹介事業を利用される方にも、自信を持って社会に出てほしいですね。」

岸田「私も、ダイバーシティに理解のある企業様にAさんをご紹介することができて本当に良かったと思います。ではAさん、今後の目標を教えてもらえますか?」

Aさん「まだまだ未熟な部分が多いので、社会人としての基礎・土台になる部分を学びたいと思います。あとは文章を書くことも苦手なので、表現力を磨きたいですね。入社して半年、まだ分からないことばかりですが、自分にできることを少しずつ増やしていきたいです。」

岸田「社会人のスキルでも、自分の努力がはっきり反映される部分ですよね。ぜひ頑張ってください。それでは最後にAさんから、学生時代にお世話になった先生や後輩のみなさんに向けて、メッセージをお願いします。」

Aさん「はい。学生時代の恩師には、就職活動のアドバイスからビジネスマナーの指導まで、親身になってサポートしていただきました。実際に働き始めて、感謝の思いは一層強くなりましたね。またどこかで、恩返しができたら良いと思っています。後輩たちに伝えたいのは、彼らが思っている以上に、社会で働くことは厳しいものだということです。これはいつも自分に言い聞かせていることでもあるのですが、注意されたり怒られたりしても諦めず、投げ出さず、何度も挑戦し続けてほしいと思います。」

岸田「ありがとうございます。今日はこのインタビューを通して、企業様がAさんのことをたいへん重要な『人財』だと考えて頂いていることが分かり、私もとても嬉しかったです。今後も、どうぞよろしくお願いします。」

 

インタビューは以上です。

ハンディキャップを抱えながらも前向きに働き、自分の可能性を広げようとするAさんの姿勢に、同席した私もすごく刺激を受けました。この記事をご覧いただいたみなさんにも、それが伝われば幸いです。

Aさん、企業様、本当にありがとうございました。

岸田求人開拓員は、就職について様々な事情・悩みを抱えた人たちのため、今日も管内を駆け回っています。

無料職業紹介のご利用をお考えの方は、いつでも商工観光課へお問い合わせください!

 

◇岸田求人開拓員の仕事については、こちらの記事でもご紹介しています。

◇無料職業紹介事業について、くわしくはこちら

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