2013.08.27 [ 長野地域の【暮らし】長野地域振興局 ]
「デパートゆにっと」開催
地域政策課のmです。
商業を学ぶ県内公私立高校生が企画、開発した商品を合同販売する初の催し「デパートゆにっと」が19日から三日間の日程で、ながの東急百貨店で開催されました。(当日は、県外で同様に商品開発に取り組んでいる高校生も参加しました。)
教育の現場では、就職(進学)を控えた若者たちをどのように育て、送り出そうとしているのか。彼らはどう学び変わっていくのか。
実践的なキャリア教育の現場を見たいと、出かけてまいりました。
商業高校では、生徒たちが商品を仕入れて販売する「デパート」や「マーケット」を伝統的に開いています。そこで、12校の教員らで作る「県商業高校教育研究会では、各校で積み上げてきたノウハウや情報を共有し、もっと大きな商いをしてみようと、マーケティングを実践的に学び実践する「デパートサミット」を4月に始めました。
参加したのは12校の生徒有志45名。毎月開かれるマーケティング塾で、流通や消費者心理、価格戦略などを合同で学んできました。これらを踏まえて「新規商品の開発」「既存商品のアレンジ」「既存商品の組み合わせ」「全国の商業高校生による開発商品の取り寄せ」の4班で商品を企画していき、商品を販売する実践の催し「デパートゆにっと」に向けての準備が始まりました。
生徒たちは、プロから激しい指導も受けながら、商品を自分たちで企画開発し、売るということの難しさや楽しさも学んでいきました。商品を具現化した形で商品企画発表会を実施、試食、東急担当者との打ち合わせ、会場となる「ながの東急百貨店」での販売員研修、POP製作講習を経て、3か月という短い期間で50品近い商品を編集し、8月3日には商品発表会へと漕ぎつけることができました。
☆そして、いよいよ4月からの学習の成果を試す「デパートゆにっと」本番です。
「いらっしゃいませ!」「こんにちわ!」
高校生の声が元気いっぱい響きます。
☆会場内をご紹介します。
○長野商業高等学校の生徒さん。
「長野といえば七味唐辛子が有名ですが、私たちはそれを超えるものを開発したいと思いました。和食だけではなくどんな料理にでも使えるような総合香辛料、七味を超えた八味を開発しました。唐辛子のほかに七つの香辛料が入ってます。配合を何度も繰り返しました。辛さ控えめですので、食卓でどんどん使ってください!」と、長野商業高等学校開発商品「洋風八味」の説明を一生懸命してくださいました。
「唐辛子」「オニオン」「黒胡椒」「パセリ」「バジル」「オレガノ」「ガーリック」「ミント」八つの香辛料が入った「洋風八味」
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