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旅行者に愛される、旅の栞のような宿を目指して。「栞舎(しおりや)」(いいね!インタビュー⑪)

今回の「信州いいね!企業インタビュー」は、長野市のゲストハウス「栞舎(しおりや)」です。
今年の1月に、南長野運動公園近くにオープンしたこのゲストハウス。
ホームページに載っている写真がすごくおしゃれで、気になっていました。
経営する鷲澤 治彦さん・文江さんご夫妻に、たっぷりお話を聞いてきました!

これまでのゲストハウスのイメージとは少し違う、和風の外観。

これまでのゲストハウスのイメージとは少し違う、和風の外観。

-建物が和風で、すごくいい雰囲気ですね。どんなところにこだわって造られたのですか?

治彦さん「私たちはここに来る前に、白馬でペンションを営んでいました。そのペンションが山岳リゾート地に合うような洋風の建物だったので、次は和風の建物がいいと思ってオーダーしました。本格的な和風の建物を造るのは敷地の関係で難しいので、少しでも和の雰囲気が出ればいいなと、土壁や板戸を設けました。日本の良いところが現代風に表現された建物になって、満足しています。」

和風の内装。落ち着きます。

和風の内装。落ち着きます。

-天井も、木を組んであるのですね。

治彦さん「この天井も、当初からこだわりました。最近はこのように木を組んで天井を造ることはあまりないそうです。」

-おしゃれな暖炉もありますね。

治彦さん「白馬のペンションにもありましたが、暖炉があるとここに人が集まりやすいんですよね。」

広間の天井。差し込む光が心地いいです。

広間の天井。差し込む光が心地いいです。

-以前のペンションは、何年間ぐらいやっていたのですか?

治彦さん「23歳から55歳の時までなので、32年間ですね。」

-かなり長いですね!それに、23歳でもうご自分の宿を持っていたのですね。そこに至るまでのお話を聞かせてもらえますか?

治彦さん「実家は小谷村にあり、栂池高原で旅館を経営していました。私は長男なので、学校を卒業して地元に戻ってくることになったのですが、それがちょうど白馬のエコーランドの開発が始まった時期でした。いいタイミングなので白馬でペンションをやろうと思い、自分の宿をオープンしました。布団ではなくベッドで寝る宿に泊まることや、脱サラして自営業になることが全国的なブームだった時代ですね。懐かしいです。」

文江さん「主人と私は友人の紹介で出会ったのですが、オープンして1年半ぐらい経った頃に結婚をし、それから一緒に働いてきました。冬にはスキー場に来る外国人で宿がいっぱいになったり、お客様の結婚式をペンションで開催したり、色々な方に愛していただいたペンションでした。」

シングルルーム

シングルルーム

ツインルーム

ツインルーム

-長い間暮らした白馬から、この長野市に移った理由を教えてください。

治彦さん「長野県内ではペンションや旅館の経営者が高齢化し、暮らしていくこと自体が困難になっている現状があります。我々が住んでいた白馬村もいい場所でしたが、降雪量が多く、決して生活は楽ではありませんでした。老後を考えてより暮らしやすい土地へ引っ越そうと思い、長野市のこの場所を見つけました。」

-確かに、ペンションって人里離れた場所にあることが魅力でもありますが、経営する人の生活は大変そうですね。

治彦さん「そうなんです。だから、ゲストハウスをオープンする場所をここに決めたというよりも、“我々二人がどこで暮らすか”という観点で、ここに移り住むことを決めました。引っ越すことが決まってから、「この場所ならこんなゲストハウスができるんじゃない?」と話が進んでいったという感じです。」

-なるほど。栞舎という名前には、どういう意味があるのでしょうか?

治彦さん「この宿が利用者の皆さんにとって、旅の案内をする「栞」になればいいなという思いを込めています。白馬のペンションは「アルル」という名前だったのですが、今度は建物も和風だし、日本らしい名前が良いと思い、この名前にしました。」

-このゲストハウスは素泊まりという形態ですが、これは白馬のペンションもそうだったのですか?

治彦さん「白馬の頃は食事も提供していました。日本の宿は長い間、1泊2食付きがスタンダードでしたが、近年、旅行のスタイルは多様化しています。「今日は雪の状態が良いからナイタースキーもやりたいけど、宿の夕食の時間に間に合わないなあ・・・」みたいなケースもありますよね。ずっと日本の常識だったこのスタイルが、本当にお客様のニーズに合っているのか?という思いは、その頃からありました。ですから、ゲストハウスを開くと決めたときから、素泊まりのスタイルにしようと思っていました。」

和室

和室

-ホームページには「スーパーが近くにあるので、食材を買って、自分たちで料理を作ることもできる」と書いてありましたが、本当にすぐ近くにスーパーがありますね。仲間同士で料理をするのも楽しそうですね。

治彦さん「お客様用のキッチンを用意していますので、料理も楽しんでもらえればと思います。大きなスーパーが2つあるので、食料品の買い物で不自由はほとんどないと思います。日本ではまだ1泊2食付きが主流ですが、今後は泊食分離型の宿が増えていくと思います。」

-お客さんは、どこでこの宿の事を知って、泊まりに来るのでしょうか?

治彦さん「少しずつ、インターネットで知って訪れてくださる方も増えてきました。観光客以外にもサラリーマンの方や、白馬のペンション時代からのお客様にもお越しいただいています。あとは、この近所のお宅で親戚が集まる機会があるけれど、みんなが泊まるスペースが家にはないからと、このゲストハウスを利用してくださった方もいらっしゃいました。」

-面白い利用方法ですね。素泊まりだから、夕ご飯は親戚で集まって食べて、寝るためにゲストハウスに来るというような使い方もできるのですね。

治彦さん「そうなんです。色々な使い方をしていただけます。私たちも手探り状態で、日々新しい発見をしながら営業しています。」

文江さん「ちょうど昨日は長野マラソンがあったので、ランナーのお客様にもご宿泊いただきました。夜はここで、祝勝会もやったんですよ。実は主人も出場しました。」

-そうなんですか!お疲れさまでした。

治彦さん「以前から親交のあるお客様から、長野マラソンにエントリーしてここに宿泊するという話を聞き、それなら私が出ないわけにはいかないと思い、エントリーしました(笑)。」

文江さん「昨日は朝起きたときから、「今日の身体は絶好調だ!」と言っていたのに、全然戻って来なくて心配しました・・・(笑)。」

-フルマラソンは、大変ですよね(笑)。すぐ近くの道がコースだから、応援の人も含めて、長野マラソンの際のアクセスはかなり良いですね。

治彦さん「ゴールの南長野運動公園から歩いて戻って来て、すぐにシャワーを浴びていただけるので、ランナーの方には都合がいいのではないかと思います。」

 

ドアも、お部屋ごとに材料の木が違います。

ドアも、お部屋ごとに材料の木が違います。

お部屋のキーも、世界に一つだけのもの。

お部屋のキーも、世界に一つだけのもの。

-高速道路からのアクセスもいいですね。

治彦さん「はい。冬にはスキーのお客様も多くいらっしゃいました。近くの長野ICから高速道路に乗れば、妙高の方のスキー場も1時間程度で行くことができます。この地域の色々なスキー場を楽しみたい方にも、便利な立地になっていると思います。」

-では最後に、今後の目標を教えてください。

治彦さん「来年は、もっといいタイムで完走したいです。」

-そっちですか!(笑)

治彦さん「長野市には多くのホテルがありますが、そこと張り合おうとは思っていなくて。大きなホテルほどの設備は整っていないかもしれませんが、これまでと少し違う体験や、思い出作りをしたい方に利用していただければと思います膨大な数がある宿泊施設の中から、私たちのゲストハウスを選んで宿泊してくださる方には、選んでよかったと思っていただけるようなサービスを提供していきたいですね。」

-今後も頑張ってください。今日はありがとうございました!

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ゲストハウスが素敵なだけでなく、鷲澤さんご夫妻の飾らないお人柄がとても魅力的でした!
インタビューの中にもあったように、観光だけでなく多様な形の宿泊に対応できるお宿です。
みなさんも遠方からご家族やお友達が来る際は、宿泊場所として提案してみてはいかがでしょうか?
一緒に泊まれば絶対に楽しいですよ!

(長野地域振興局 商工観光課 熊谷)

栞舎(しおりや) (http://shioriya-nagano.com
〒388-8001
長野市東犀南400-13
TEL:026-214-5706
FAX:026-214-5580
Mail:info@shioriya-nagano.com

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