信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

マダニ

<とりけもの通信>

※今回から、担当Sさんの投稿について、「下伊那の治山現場レポート」とは別に「とりけもの通信」のカテゴリを新たに作成しました。


 担当Sです

 なんというか

『ダニ』とか

『ヒル』とか

 あんまり陽の当たるイメージから遠いネタばかりですが・・・・・・
 今回は “ダニ” です。

 中々目端の利いた闘う公務員
 いきなり、

 「あ、ダニだ」

 まぁ、普通に聞けば、
 あぁ、居たんだ ってなもんですが
 職場で、人に向かっての発言なので、一瞬訝っていると
 何処からともなく、ガムテープを持ち出し
 言った相手の背中に向かってペタリ

 「取れましたよぉ~」 

 と、呑気なセリフ

 「マダニ」です。

 ダニは、虫の中でも、どちらかというと蜘蛛に近い部類でして
 足が8本あります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%8B

 ダニそのものは、血を吸うイメージから程遠い種がほとんどです。
 例えば、ササラダニという種類は、土壌の中では分解者として活躍しています。

 さて、このダニ(あぁ、血を吸う奴ですわ)
 やはり、ニホンジカ等の大型獣類と密接な関係があります。

 ダニにとっては、食料が血液ですので、山の中に血が沢山あれば
 (それだけ沢山の動物がいれば)
 それだけ増えます。
 そして、広域で移動する動物に付けば、生息域もそれだけ広がります。
 
 さらに、人間の生活圏と、野生動物の生活圏が近くなれば
 それだけ、ダニも人間に寄生しやすくなります。

 この、ダニ、
 実に様々な病気を媒介する事が知られています。
 代表的なところでは
 「ツツガムシ病」があります。

 また、マダニ以外の様々なダニが、
 アレルギーを始めとする様々な疾患に関与しています。

 ダニに噛まれたときは、速やかに皮膚科を受診しましょう。
 ダニが取れた場合でも、そのダニも持参しましょう。

 場合によっては、危険な病気を媒介している可能性があります。
 (その場合治療法が変わってきます。)

 実は私もダニには噛まれたことがあります。
 笹の藪漕ぎをした後だったのですが
 脇の下という、中々微妙場所ww
 何か違和感があって、触ってみると、
 カサブタみたいな物が付いている感触があり
 人に見てもらったら、ダニでした。
 その場で、棘抜きで取れましたが、正直驚きました。

 山の中の動物たち
 (特に、ダニやらヒルやら)
 そろそろオトナシクなる時期になりました。

 そろそろ、キノコも盛りを過ぎたようですが
 紅葉の季節になります。
 山に入るときは十分にご注意ください。

<本件に関するお問い合わせ先>
下伊那地方事務所林務課治山第二係>
TEL:0265-53-0430
FAX:0265-23-3393
メール:shimochi-rimmu@pref.nagano.lg.jp

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