長野県林業総合センター指導部です。

自分で山をお持ちの方や、林業に従事されている方にとって、木を伐るためにチェーンソーは欠かせない作業道具の一つです。

細かい刃が高速回転することで、太い木も伐採することができますので、林業の作業には欠かせない機械ですが、使い方を一歩間違えると命を落とす危険性を含んでいます。

そこで、労働安全衛生法により、事業主は、チェーンソー作業に従事する人に対して、安全な作業を行うための教育を行わなければならないと定められています。

林業総合センターでは、森林所有者や林業に従事される皆様など、「長野県内の森林整備のため」にチェーンソーを使用される方を対象として、チェーンソー作業の安全講習である「林業技術者養成講習（伐木造材課程）」を毎年開催しています。

このほど、平成29年度の開催日程が決まり、「平成29年度林業技術者養成講習（伐木造材課程）」の募集を開始しました。

この講習は、使用するチェーンソーを持参し、水曜日から金曜日までの3日間連続して参加いただくことが条件です。

実際の講習では、上の写真のように各自で木を切っていただくとともに、下の写真のようにチェーンソーの分解整備についても、初めての人でもわかるように説明も行います。

年間6回開催している本講習ですが、年度初めの早い時期に開催して欲しいとの声がありましたので、平成29年度は4月26日から第1回目を開催します。

その後の日程及び、申込方法につきましては、林業総合センターのホームページをご覧ください。なお、申し込みの窓口は、各地方事務所（4月からは地域振興局）林務課です。

なお、林業以外の方（建設業、造園業、電気工事等森林整備をしない方）は、林業・木材製造業労働災害防止協会（略称：林災防）長野県支部が主催する講習を受講してください。