信州森林づくり応援ネットワーク

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52年の時を経て新しい世代へ引き継がれたカラマツ

長野県林業総合センターです。

6月5日に開催された第67回全国植樹祭では、天皇皇后両陛下に、植樹していただく「お手植え」と、播種していただく「お手播き」を賜りました。

今回のお手播きでは、長野県民有林における人工林の過半数を占めるカラマツが天皇陛下のお手播き樹種のひとつに選ばれました。

実はこのカラマツの種子は、当センターの敷地から採種したものを使っていましたので、全国植樹祭

にあわせて取材を受けました。

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写真の中央に見える樹木が、今回お手播きを行うために種子を採種したカラマツですが、なぜこのカラマツが今回のお手播きに選ばれたのかといえば、今を遡ること52年前。

昭和39年に開催された第15回全国植樹祭にて、当センターの前身である長野県林業指導所で、昭和天皇にカラマツ、香淳皇后にアカマツの種子をそれぞれお手播き賜りました。

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お手播きを賜ったアカマツとカラマツの種子から発芽した苗木は、数年間育てた後に、県内各地の学校などに配布されましたが、お手播きの地である林業指導所にもそれぞれ2本ずつを記念に残し、お手播きの場所をそのまま活かして丁寧に管理してきました。

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昭和55年に撮影された写真をみると、左側に囲まれたお手播きの地に4本の樹木が大切に残されているのがわかります。

その後、昭和63年に林業指導所が塩尻市宗賀から市内片丘に移転することになったため、昭和62年に現在の場所に移植し、昭和63年からは林業総合センターと名前を変えて、お手播きのカラマツとアカマツはその後も引き続き管理をしてきました。

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上の写真は、林業総合センターが開所する直前の昭和63年2月に撮影されたものですが、写真の左端に移植したアカマツとカラマツが支柱で養生されている姿がわかります。

そして、平成28年6月5日、52年ぶりに長野県で開催された全国植樹祭で、昭和天皇がお手播きされた種子から育ったカラマツより採取した種子が、天皇陛下の手により、再びお手播きをされることになったのです。

なお今回紹介している写真は、いずれも当センターの当時の職員が撮影し、記録としていたものです。

こうした写真は、今回の全国植樹祭に合わせて、古い資料を整理するなかで見つかったものもあり、資料整理の重要性を改めて感じています。

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古い資料を整理して何になるのか?と思われるかもしれませんが、生育期間の長い樹木を相手にする森林・林業の世界では、長期間にわたるデータを整理することで初めてわかることもあります。

平成28年6月21日に開催される林業総合センター研究成果発表会では36年間の調査結果を整理した「マツタケの発生と気象条件の変化」と題する研究成果もご報告いたします。

興味のある方は是非お越しいただければ幸いです。

 

〈本件に関するお問い合わせ先〉

林業総合センター指導部

TEL:0263-52-0600

FAX:0263-51-1311

メール:ringyosogo@pref.nagano.lg.jp

 

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