＜林務部プレスリリース＞
　長野県は、小海県有林Ｊ－ＶＥＲプロジェクトとして森林整備（間伐）によって達成される二酸化炭素吸収量について、環境省のオフセット・クレジット（Ｊ－ＶＥＲ）制度に基づきデータの計測等を進め、この度、この二酸化炭素吸収量が市場で売買可能な「クレジット」として認証されました。
　森林整備によるＪ－ＶＥＲ認証は、本県では初めてで、今後、取得するＪ－ＶＥＲを企業等へ販売してまいります。

１ 認証年月日
　平成２４年３月２６日

２ 認証機関
　環境省が設置するオフセット・クレジット（Ｊ－ＶＥＲ）制度認証委員会

３ 認証された二酸化炭素吸収量
　６０１トン-ＣＯ２（うち販売量５８３トン-ＣＯ２）

４ オフセット・クレジット（Ｊ－ＶＥＲ）制度とは　
　平成20 年11 月に環境省が創設した、温室効果ガスの排出削減・吸収量を販売可能なクレジットとして認証する制度です。自治体や企業等の温室効果ガスの排出削減と吸収に係る自主的な取組（プロジェクト）を通じて、達成された温室効果ガスの吸収量等に対してＪ－ＶＥＲが発行されます。Ｊ－ＶＥＲは金銭的な価値と市場流通性を持っており、自由な取引を行うことができます。

５ 小海県有林Ｊ－ＶＥＲプロジェクトの概要
（１）プロジェクト実施場所
　小海県有林（南佐久郡小海町）

（２）プロジェクト内容
　森林整備の促進により、公益的機能の維持と二酸化炭素吸収量の増大を図る。（間伐施業の実施）

６ 今後の予定
　認証されたＪ－ＶＥＲは、平成24 年４月末から環境保全や温室効果ガス排出削減等に取り組む企業等へ販売する予定です。販売による収益は長野県の森林整備事業に活用します。

＜本件に関するお問い合わせ先＞
林務部森林づくり推進課県営林係
ＴＥＬ：026-235-7272（直通）
ＦＡＸ：026-234-0330
メール：shinrin@pref.nagano.lg.jp