雨がたまに霰に変わるような寒い日でしたが、信州の名水・秘水「北野天満温泉湧水（きたのてんまんおんせんゆうすい）」を訪問しました。

　長野県の北部、下水内郡栄村の北野天満温泉公園にある自噴している井戸です。

　現在は、工事中のようで自噴している様子は見られませんが、湧水堂の外へ汲みだしている水量の豊富さには圧倒されます。

　湧水堂の脇にある水汲み場は利用できるようです。

この湧水を活用して小水力発電の実証試験も予定されています。

【概要】

北野天満温泉の掘削時に湧出した地下水です。毎分約６トンという多量の水が自噴しており、その様子を見学できる湧水堂と利用者のための水汲み場が設置してあります。

湧水堂や温泉施設を含む一帯は公園として整備され、栄村ならではの珍しい野草が群生する植物園などもあります。

地域を盛り上げようという住民有志のグループが、周辺の草刈をしたり、魚のつかみ取りなどのイベントを開いたりと、地下水、温泉を利用した様々な活動に取り組んでいます。

【所在地】

下水内郡栄村堺北野　北野天満温泉

【問い合わせ先】

北野天満温泉

　電話：0269-87-2892

　Ｅ-mail: kitano@miy.janis.or.jp

【アクセス】

●上信越道豊田飯山ＩＣから車で50分

●関越道塩沢石打ＩＣから車で60分

【信州の名水・秘水】

豊かな水環境に恵まれた長野県には、良好な水質、優れた景観、歴史的価値を持ち地域の誇りとして住民に守られてきた「名水・秘水」が数多く存在します。

長野県では水の大切さを再認識し、水環境を保全する意識の高揚を図るとともに、地域の活性化に役立てるため、平成２２年１月に「信州の名水・秘水」選定委員会により、湧水等の中から特に優れたもの１５箇所を「信州の名水・秘水」として選定しました。