来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

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「派遣研修職員通信」 ~京都清水寺の元祖? 山形村慈眼山 清水寺~

山形村への派遣研修職員 野村です。

今回は山形村の名所を紹介します。
山形村の唐沢そば集落を抜け、ずーっと林道を上がって行った標高1,200mの清水高原に、慈眼山 清水寺があります。読み方は京都の清水寺と同じく「きよみずでら」です。全国に清水寺と書くお寺は複数ありますが、そのほとんどは「せいすいじ」と読み、「きよみずでら」と読むのはごく僅かです。

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こちらが本堂です。
清水寺は真言密教の祈願寺で檀家を持たないため、住み込みの管理人さんご夫妻と、村民を会員とした清水寺保存会が保存管理にあたっており、とてもきれいに整備がされています。
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ちなみに、山形村イメージキャラクターの「やまっち」がかぶっている帽子は、この本堂の屋根をイメージしています。
赤い帽子がとってもお似合いですね。

 

 

 

 

 

そしてこの清水寺、京都東山にある清水寺と深い繋がりがあります。
坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際、山形清水寺を参詣し征伐の成功を祈願したところ、見事な成功を収めることができたため、山形清水寺の千手観音を京都へ移し、それが京都東山にある清水寺になったと伝えられています。
さらに、山形清水寺の創設は729年とされていて、778年創設の京都清水寺よりも古くからあるとされています。
つまり、真偽の程は定かではありませんが、言い伝えによると山形清水寺が京都清水寺の元祖ということになるのです!

またそれとは別の話ですが、昭和21年に、京都清水寺の貫主のところに山形清水寺の住職の娘さんが嫁いでおり、今でも時々交流が行われたりと、京都清水寺ととても縁の深い寺院であることは間違いありません。

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入口には仁王尊が待ち構えています。

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高原の静寂に包まれた、趣のある古刹です。
また、清水寺の前にある展望台からは、松本平を一望でき息を飲むような美しい景色を楽しむことができます。運がよければ雲海に出会えることも。

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