来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

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インターンシップ通信ー3「山形村、朝日村、塩尻市」

長野県庁インターンシップの実習生、立教大学コミュ二ティ福祉学部コミュニティ政策学科3年の小出周です。

研修四日目8月21日、山形村内、朝日村内、また、塩尻市にある信州F・POWERプロジェクトの建設地を視察させていただきました。

最初に朝日村の教育委員会で御話をお聞きしました。朝日村は人口約4,700人の村です。

現在、朝日村では新しい保育園を建設しています。現在2か所ある保育園を統合し、教育委員会、マルチメディアセンターの隣に現在建設中です。児童数約150人の大規模な保育園になるそうです。

建設予定地を見学させていただきました。

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とても広く過ごしやすそうな保育園ができそうです。

朝日村は自然エネルギーの利用にかなり力をいれているそうで、この保育園にも地熱を利用した空調設備を取り入れるそうです。また人材、資源の地産地消として、朝日村の木材を、朝日村の木工職人の方々が加工し、園児の椅子をつくられるそうです。

最後に少しの時間、朝日村で現在分譲している土地を見学させていただきました。非常に売れ行きが良く、今年3月から分譲がはじまったそうですが、既に16区画のうち11区画が購入、契約が決まっているそうです。確かに松本盆地を眺めることができ、景色が良く、閑静で住みよいように感じました。

また、朝日村は保育料が無料であり、またその分譲地では条件がそろえば割引もあるそうですので、それも人気の要因になっているのではないかと思います。

21日二か所目の現地調査は山形村です。

山形村は人口8800人ほどで、県内2番目に面積が小さい村です。しかし、この地方の過疎化の時代にありながら人口が増加しているというとても稀有な村です。

最初に、26年度に開館された「山形村子育て支援センター すくすく」を見学させていただきました。

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対象者は0歳から18歳とその保護者で児童に向けては、遊びの場の提供、保護者の方々に向けては、育児不安等の相談や支援を行っています。初めての子育て、新しい土地で不安になることも多いであろう山形村の住民の方々のニーズをくみ取った良い施設だと言えます。

次に「山形村保健福祉センター いちいの里」の見学をさせていただきました。こちらも開館10年ほどの新しい施設です。こちらは主に高齢者の方々に向けての施設となっていて、各種検診や健康づくり推進事業、介護関係の相談、生活保護関係の相談の窓口を設けています。

最後に、役場で山形村の行政についてお聴きすることができました。

山形村が現在も人口が増えている村であることは最初に触れましたが、それによる財政の余裕が少しあるため、長野県が行っている、元気づくり支援金の山形村バージョンとして「明るく元気な村づくり事業補助金」という施策をしているそうです。村に活気がつくように昨年からはじめたこの補助金制度は、今年度は村内に浸透してきており、申請件数も増えているそうです。

21日は最後に塩尻市にある征矢野建材株式会社さんを中心に産学官ですすめている信州F・POWERプロジェクトの建設地を見学させていただきました。

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すごく大きい施設ができそうです。

かなりの予算がつぎ込まれているこのプロジェクトですが、内容としては、国内有数の森林県である長野県のその恵まれた資源を有効活用しようという計画です。現在、森林資源が多くありながら、その資源を利用する林業において長野県は決して上位であるとは言えません。こう言うと森林破壊につながるのではないかと考える方もいらっしゃると思いますが、実は林業が停滞している今、森林はどんどん増えてしまっているのです。きれいな森林を形成するには、木を切り、木々の間に光を入れる「間伐」という作業が必要なのですが、その作業をする人が減ってきてしまっているのです。その間伐などで切った木を木材として、製材・加工・利用・燃焼の多段階で利活用する仕組みをこのプロジェクトでは取り入れています。木材加工施設と並行して、間伐材や松くい虫にやられてしまった木、使えなくなった木材を利用した発電バイオマス施設も建設するということのようです。来年から一部施設が稼働し、再来年には、すべての施設が稼働するそうです。これにより大きな雇用創出、経済効果が生まれるそうです。

以上が、私が現地調査で学んできたところです。

松本地方事務所の管内は非常に学ぶものが多く、なんとかして新規住民を呼び込もうとしているところ、新規住民が入ってきてはいるがそれにより問題が発生しているところ、様々な取組みによりなんとか地域を活性化しようと自分の利益を考えず活動されている方々、たくさんの御話を聞くことができ、普通の学生では到底できないような経験ができたと思います。

最後になりますが、現地で対応して説明くださった団体、役場の皆様、同行していただいた松本地方事務所地域政策課の皆様、本当にありがとうございました。

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