来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

安曇野市天蚕センター及び穂高天蚕糸の紹介

商工観光課 S原です。
今回は伝統的産品として天蚕(てんさん)をご紹介します。全国的な産地の安曇野市穂高有明には「安曇野市天蚕センター」があり、江戸時代から伝わる天蚕について、生態や飼育の様子、また、天蚕糸製品を展示・販売しています。
天蚕とは、ヤママユガという蛾のことで、通常のカイコガ(いわゆるカイコ)とは異なる蛾です。
天蚕の糸は、萌黄色又は黄緑色で白色ではありません。「糸」自体の特性も弾力があり普通の絹糸と異なります。(詳しくは同センターで)
なお、天蚕振興会では平成25年度地域発元気づくり支援事業を活用し、地域ブランドの構築を目指していますので、新たな製品作りが楽しみです。


①天蚕センターの場所は、穂高駅から西へ向かい車で約5分。(豊里の信号を通過し、しばらく行って表示の看板を右折します)

②センター内はご覧のとおり、壁とガラスケースに天蚕の展示物がいっぱいあり、製品販売もされています。(希少性があり、やや高めのお値段です)

③天蚕製品の大まかな工程は、成虫 → 産卵 → 幼虫 → まゆ → 糸 → 織り の順です。(成虫は、主にクヌギの葉を食べます。※桑の葉は食べません。)

▲ 成虫のヤママユガ(オス メス) ▲成虫が卵を産み付ける産卵かご
▲奥にあるのが、天蚕のマユです。(マユは緑色です。普通のカイコのマユは白色ですよね) 手前が撚糸です。(光沢があります)

④織りは、一織一織丁寧に手作業で行います。(約13mを織るのに3か月程度かかるそうで、根気のいる仕事ですね。)

詳しくは天蚕振興協会のHPをご覧ください
http://tensan.jp/index.html

【予告】来庁者の方々に、天蚕及び天蚕製品を知っていただくため、12月から松本合庁1階県民ホールに製品等の展示を行いますので、ぜひご覧ください

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