来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

水門のお話し

農地整備課のH,Sです。
松本管内には多くの農業用水路があって、水の量を調整したり、止めたりする水門(ゲート)もたくさんあります。水門にはいろんな種類があって、今回はちょっと変わった水門も含めて呼び名や機能をご紹介しますね。


写真-1 こんな水門が管内のいたるところにあります。【堀廻堰】


写真-2 よく見かける「角型ゲート」です。最近は錆びなくて維持管理が楽なステンレス製が増えてきました。(お値段は相応に高いですけど….)【堀廻堰】


写真-3 これも良く見る「丸型ゲート」です。水門の先がパイプになっているところで良く使われます。


写真-4 用水路から田んぼに水をかけ入れる「水口(みなくち)ゲート」又は「掛口(かけぐち)ゲート」です。


写真―5 ちょっと変わった水門で、「やじろべえ」のように水門が上下に動いて、用水路の水位(水の高さ)を自動的に調整してくれる「自動水位調整ゲート」です。用水路の水の量が減ると水位も下がって、用水路とあまり高さの差がない田んぼに水がかからなくなってしまうことがあります。この水門のおかげで何もしなくても水位が一定になって安定的に取水ができる「すぐれもん(門?)」です。【拾ケ堰】


写真-6 水門の向こう側にある茶色い箱の下に「フロート(浮き)」があって、テコの原理で水門を上下させています。【拾ケ堰】


写真-7 普段水を取る時には用水路をせき上げないと水が取れないような場所があります。ただし、急な雨で水が予想外に増えたときには、急いでせき上げを止めないと用水路が溢れてしまいます。そんなところに便利なのが「転倒(てんとう)ゲート」です。手前の箱の中にあるフロート(水位)がある高さ以上になると自動的に水門が倒れてせき上げが外れ、用水路が溢れることを防いでくれます。もう一度せき上げをするには巻き上げて水門を立てないといけませんが、先ほどの「自動水位調整ゲート」ほど大がかりな施設にしなくて済むので、かなりあちこちにあります。【矢原堰】

ここで皆さんにお願いです。「用水路にゴミを捨てない」のはもちろんですが、各水門は農家や改良区の方が細かく調整し、大切に管理している重要な施設です。また勝手にいじると大きな事故になることもありますので、「水門には決してさわらない」でくださいね。

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