来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

ケガをした野生鳥獣の救護

林務課では、希少性の高い猛禽類などが怪我をしたりして弱っている場合は、一時的に保護することがあります。
最近の事例を2つ紹介します。
最初に、建物にぶつかって地面に落ちていたところを小学校で保護されたチョウゲンボウですが、ひっくり返ったままで立てない状態でした。
獣医さんに診てもらった結果、左足の骨折と左足底部の炎症と診断されました。
そこで、医療用テープを巻いて左足を固定したうえで抗炎症剤の軟膏を足底部に塗りながら回復を試みました。

Re-チョウゲンボウ(治療中)

炎症個所に軟膏を           塗っています。



 

3日目くらいから少しずつ立てるようになり、1週間後には左足を浮かしながら立ち、餌も自分でつかんで食べるようになりました。回復は順調に進み、保護から2週間後には両足でしっかり立てるようになり、無事に飛び立っていきました。

 

Re-チョウゲンボウ

骨折した足は医療用         テープで固定。



次に、衰弱して保護されたオオタカですが、羽の先端を失って飛べなくなっていたため、羽が生え揃うまで県で委嘱した鳥獣救護ボランティアの方に預けることとなりました。

Re-オオタカ(保護中)

餌は冷凍マウスや砂肝 などを与えていました。



今回、協力していただいた鳥獣救護ボランティアの方には、初めての経験ながら専門家の指導を受けて約9ヶ月の長期に渡り保護してもらいましたが、オオタカは順調に回復して再び羽が生え揃い、先日、放鳥することになりました。
自然界に戻り易いように、放鳥は保護した場所の近くの寺社林で行うことになり、保護に関わっていただいた関係者が集まって放鳥を見守りました。

幼鳥だったオオタカが成長した姿に関係者も喜んでいましたが、余韻に浸る間もなく、オオタカは藪の中に一旦駆け込んだ後、今度は力強く飛び立って林の中に消え、放鳥はあっけなく終わりました。

Re-オオタカ放鳥

いよいよ放鳥です。



長野県では鳥獣の保護に関心がある方を鳥獣救護ボランティアとして登録し、希少な動物の保護を依頼しています。
興味のある方は、お近くの地域振興局林務課へご連絡ください。
なお、林務課で保護する場合は、希少性の高い種に限定されますので、ご承知おきください。

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