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Vol.50■とく☆とく信州 名水百選「龍興寺清水」

龍興寺清水(りゅうこうじしみず)は、長野県北部にある木島平村内山地区の公民館の横に湧き出る清水です。
平成20年6月「平成の名水百選」に選ばれました。


さて、この清水、2つのいわれがあるようです。
一つは、「正応2年(1289年)、龍興寺で座禅供養を催したとき、1人の美女が戒行(かいぎょう)に加わります。7日の戒行を終えて美女が言うには「それがしは居多明神なり、戒法(かいほう)を授けていただいたお礼に霊泉を献ずる。」と告げ、立ち去ります。姿が消えると、この地に冷水が湧き出ました。村人はこれぞ霊徳と感じ「龍興寺清水」と名付けた。」というもの。(戒行:戒律を守って修行を行うこと、戒法:仏が制定した戒律としての法)

もう一つは、「その昔、弘法大師がこの地に訪れたとき、村人に「水が欲しいか、お湯が欲しいか」とお聞きになり、村人が「水が欲しい」と答えて湧き出たと伝えられています。この場所に寺を建て、名前を「龍興寺」としたことから「龍興寺清水」と呼ばれています。」という2つのいわれです。
真偽のほどはともかく、昔から枯れることなく湧き出る清水は、周りの人たちに守られ現在に続いています。

龍興寺清水についてはコチラ≫(パソコン用)
  
この地では、江戸時代から龍興寺清水を利用した「内山和紙」が作られてきました。強靭で上質な障子紙としてご存知の方も多いのではないでしょうか。現在では、国が指定する伝統的工芸品に認定されているんですよ。
龍興寺清水から徒歩1分の「内山手すき和紙体験の家」では、紙すきの工程や手法を受け継ぐとともに、はがき・うちわなどの製作を体験することが出来ます(要予約)。体験だけでなく、内山和紙をつかった製品の販売もしています。

豊かな湧き水をたたえる龍興寺清水を訪れてみませんか?

「内山手すき和紙体験の家」はコチラ≫(パソコン用)
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