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Vol124■とく☆とく信州 原産地呼称(その2)

“原産地呼称”の新しいお酒が認定されました!
~長野県のシードルをおためしください!~

前回に引き続き、「長野県原産地呼称管理制度」で新しく認定されたお酒のお話です。今回は「シードル」。
「シードル」って何?という方もいらっしゃるかもしれませんね。フランスでは“シードル”、イギリスでは“サイダー”、スペインでは“シードラ”、ドイツでは“アプフェルヴァイン(アップルワイン)”等と呼ばれている、りんごを発酵させて造るお酒なんですよ。


今回認定されたシードル7本


フランスをはじめとする欧米諸国では、シードルはワインやビールなどと同様に親しまれているお酒です。フランスのブルターニュ地方やノルマンディー地方のものがよく知られており、りんごの産地や種類、醸造方法によって、その色合いや味わいは多種多様です。歴史は古く、今から2000年ほど前までさかのぼることができるんだそうですよ。まだ生水を飲むことが危険とされていた時代には、水代わりに飲まれていたこともあったんだとか。

長野のシードルの歴史はそれほど古いものではありませんが、「長野県」といえば果樹の生産が盛んで、リンゴの生産量は全国第2位。県内にはワイン醸造メーカーもたくさんある。そんな条件の良さがあって、近年徐々にシードルを醸造するメーカーの数も増えています。品質の良い原材料が豊富にあって、造り手が多いとなれば、やっぱりおいしいお酒ができますよね~♪


シードルの審査風景

今月2日に塩尻市内で開催された官能審査会では、「泡がとてもきれい」「昨年よりも今年はさらに美味しくなっている」「すべて認定してもよい程に、どれも美味しい」と全体的に高い評価を受け、7本のシードルが認定されました。さらに嬉しいことに、シードル審査会では初めて、審査委員の評価が極めて高いものだけに贈られる「審査員奨励賞」も選ばれたんですよ。


奨励賞受賞シードル
(株)サンクゼール「シードルトラディショナル」

「シードルの出品が増え、美味しいシードルを造ろうという造り手の意欲が表れていた。奨励賞のシードルは甘さ、酸のバランスが絶妙。これは長野県産シードルの目指すべき味わい、あり方のひとつだと思う。」
【地元の審査委員 北村秀雄氏(シニアワインアドバイザー)】

確かに、一口飲むとりんごのほんのりと甘い香りと酸っぱさが口に広がり、さわやかな逸品に仕上がっています。


ここで、シードルを美味しく飲むための注意事項を一つ。
抜栓する前には十分に冷やしてくださいね。冷えていない状態で栓を抜くと、中身が勢いよく吹き出して(…天井まで届いたという話も!?)なくなってしまうことがあります。冷蔵庫で冷やした後、念のため、ワインクーラーにたっぷりの氷と水を入れ、10分以上冷やすと吹き出すことが少なくなりますよ。コルク栓は針金でとまっていますが、栓を抜くときは飛び出さないように頭を押さえながらゆっくりと…。


お披露目会の様子

シードルのきめの細かいきれいな泡がグラスを間断なく立ち上がって消えていくのを眺めているだけで、至福の時を過ごすことができます。ご家族やカップルで過ごす特別な日に、長野県のシードルをぜひどうぞ!「信州の結婚式はシードルで乾杯♪」なんていうのも素敵かもしれませんね。

今回の認定品、奨励賞受賞のシードルについてはこちら≫(パソコン用)
「長野県原産地呼称管理制度」について詳しくはこちら≫(パソコン用)

☆次号は、今回認定されたワインについてご紹介する予定です。

【お問合せ先】
長野県商工労働部ものづくり振興課
TEL:026-235-7132
E-mail:mono@pref.nagano.lg.jp

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