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Vol.5特集■霊験あらたか、御嶽(おんたけ)山麓避暑の旅

信州で避暑といえば軽井沢が知られていますが、大自然と触れあう避暑というの
もいいものです。今回ご紹介するのは霊峰と名高い御嶽山麓です。


木曽馬の里から眺めた御嶽山


全国から多くの信者が集う木曽の御嶽山。
霊峰として知られる標高3067mのこの山は、両方の裾野を大きく広げた威風堂々とした構えで、剣ヶ峰を主峰に、3.5kmにわたって連なる独立峰です。山麓に立ち並ぶ多くの霊神碑も相まって、確かに神聖な雰囲気が漂ってきます。

御嶽山といえば、まずは登山です。
王滝登山口から剣ケ峰までおよそ3時間のコースです。
出発地点は、眼前に御嶽山を間近に望む標高2200mの田の原天然公園。一面に美しい高山植物が咲き誇るこの公園には1時間ほどで巡ることができる遊歩道も。
ここでゆっくり可憐な花々を楽しむのがいいでしょう。

山頂まで行くと、山岳信仰の中心地でもある御嶽神社の奥社が鎮座します。創建は大宝2(702)年とされている非常に歴史のある神社です。

また山頂近くには空の色を染み込ませたような5つの美しい池が点在しています。
その昔、訪れる人間の騒がしさに頭にきた「5匹の龍」が、それぞれに分かれて
棲むようになり、5つの池ができたなんていう伝説もあるんです。


左:田の原天然公園 右:この階段を登りきれば剣が峰山頂です

御嶽山に登った翌日は、家族みんなでアウトドアスポーツがおススメです。

まずは乗馬。
木曽地方には一時は絶滅寸前だった「木曽馬」と呼ばれる中型で胴長短足のどっしりとした馬がいます。平安時代から江戸時代にかけては武士の馬として使われていたんだとか。この木曽馬、北海道の道産馬、九州・宮崎の御崎馬とならんで日本古来の三大在来種のひとつ。すなわち、本州では唯一の在来種なわけです。
現在、木曽地域では約75頭、そのうち30頭ほどが木曽馬の里の木曽馬乗馬センターで保護育成されています。ここでは乗馬体験が楽しめます。背丈の低い馬なので初めての人でも気軽に楽しめるのがおすすめです。全天候型乗馬施設を備えているので雨が降っても安心です。

次はカヌー。
昭和59年長野県西部地震でできた天然の湖、「自然湖」では、カヌーツアーを行っています。インタープリターがついてくれるので、安心ですし、説明もわかりやすくてとても面白いものです。立ち枯れの木々の合間を進んだり、地震で沈んだ道路跡を巡ったり、2時間30分はあっという間です。

宿泊はおんたけ銀河村キャンプ場で、アウトドアを徹底的に満喫しましょう。その名の通り、夜には降り注ぐ様な一面の星空が楽しめます。この季節は特に、天の川を挟んで、こと座の「ベガ」、わし座の「アルタイル」、そしてはくちょう座の「デネブ」からなる「夏の大三角形」が良く見えます。都会の星空とは別世界、手を伸ばせば夜空の宝石たちに手が届きそうです。

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