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Vol.24 特集■新名物「安養寺ら〜めん」誕生秘話

情熱から生まれたご当地ラーメン
新名物「安養寺ら〜めん」誕生秘話

お正月の料理って、地域らしさが出ますよね。
東日本と西日本の食文化が接する長野県。
お雑煮はほとんど切り餅(東日本風)ですが、歳取り魚は東北信はサケ、中南信はブリと、真っ二つに別れています。

そんな中で、佐久地域のお正月といえば、鯉。
もはや全国ブランドの「佐久鯉」はもちろん美味しいのですが、その佐久鯉に続くブランドを作ろうという取り組みがあります。
それが、ラーメン!それも信州味噌を使ったご当地ラーメンなんです。
今回の特集は、(高校駅伝以上に熱い!?)佐久の新名物・誕生秘話です。


■「信州味噌」の原点は佐久だった!?
味噌と一口にいっても、その種類はさまざま。
原料の麹の違いによる米味噌や麦味噌、色の違いによる赤味噌や白味噌、さらには地名のついた西京味噌や仙台味噌や八丁味噌なんていうのもあり…

そんな数ある味噌の中でも、信州味噌は全国ブランド!!
長野県には味噌の製造工場が数多くあり、その出荷量は年間19万トン余り!全国シェア4割を誇る日本一の生産量です。

日本で最も愛され、淡色系で辛口、米味噌という特徴をもつ信州味噌。その発祥の地ともいわれる場所が、実は佐久市にあるんです。

■復活!「安養寺みそ」って!?
群馬県との県境、佐久市平原の穏やかな里山に立つ安養寺。
ここが信州味噌発祥の地と伝えられるお寺です。
鎌倉時代の僧、覚心(かくしん)は、味噌の作り方を中国から持ち帰り、布教の傍ら各地の人々に教え広めました。そんな覚心のゆかりの寺が安養寺、というわけです。

左:鎌倉時代の僧・覚心の遺志で立てられた安養寺
右:「安養寺みそ」 製造も、佐久市にある江戸時代からの老舗味噌蔵にお願いするというこだわりの味は、インターネットでも購入可能。田舎風の素朴な味わいで、赤みが強いのも特徴です。

時は流れて平成。
安養寺の現在のご住職が、信州味噌の原点を復活させるために立ち上がりました。
檀家さんとともに大豆作りからはじめ、佐久平でとれたお米と、天然塩を使って、信州味噌の原点ともいうべき「安養寺みそ」を復活させました!(これが5年ほど前のこと)

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