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Vol118■信州・松本のホットな新春を楽しもう!

皆様、あけましておめでとうございます。

本年も「週刊信州」は、信州の“旬で楽しく役に立つ”情報をどんどん提供してまいりますので、引き続きご愛読くださいますようお願いします。

お正月には、信州の各地で特色ある伝統行事が行われます。今回は、信州の中央部に位置する松本地域のちょっと変わったお正月の風物詩をご紹介しましょう。

■松本あめ市
その由来は、なんと戦国時代にまで遡ります。
今川・北条氏によって塩の供給を断たれ苦しむ武田信玄に、敵将の上杉謙信が塩を送ったという故事から、“敵対する相手の弱みにつけこまず逆にその苦境から救う”という意味の「敵に塩を送る」という言葉ができたのは有名ですよね。


武田と上杉の「塩取り合戦」に見立てた綱引きは、「松本あめ市」の名物行事


この塩が松本に届いた1月11日を記念して、毎年この日に市が立つようになったと言われています。江戸時代には塩市が「あめ市」となり、現在では1月11日に近い土・日曜日に行われているんですよ。
今年は1月8日(土)・9日(日)に開催されます。松本の中心市街地では、時代行列、全国あめ博覧会・即売会、獅子舞、子どもたちによる福だるま売りなど、イベントが盛りだくさん♪

ちなみに、「あめ市」は「塩の道」が通っていた安曇野市、池田町、大町市でも行われています。
松本あめ市についてはこちらもどうぞ 週刊信州Vol.71とく☆とく信州(パソコン・携帯兼用)

■三九郎(さんくろう)
「左義長(さぎちょう)」「どんど焼き」など全国各地で様々な呼び方をされている小正月の火祭りを、松本地域では「三九郎」と呼んでいます。
三九郎では、しめ縄や松飾り、達磨などを集めて燃やし“神送り”をするのと一緒に、この火で米の粉で作った団子「繭玉(まゆだま)」を焼いて食べるのが風習。焼けた繭玉を食べると一年間無病息災で過ごせるんだとか。
松本市内だけでも450箇所以上で行われているんですよ。


三九郎には、“書初めを燃やせば字がうまくなる”など、
いろいろなご利益があるといわれている

ところで、この「三九郎」という名前は何に由来してるのでしょう?これには“人名である”とか“三つの苦労をなくす”とか諸説あって、実はよくわからないんだそうです。
信州のほとんどの地域では小正月の火祭りを“どんど焼き”と呼び、松本地域だけが「三九郎」なんですよ。不思議ですよね。
三九郎についてはこちら≫(パソコン用)

そうそう、松本ならではのお正月アイテムをご紹介しましょう。その名もズバリ、「松本だるま」。


ふわっとした眉毛と髭が特徴の「松本だるま」

このだるまは、かつて松本でも盛んだった養蚕の発展を願って作られたものなんですって。眉とほっぺのふわふわ、モジャモジャの毛は、蚕の繭を表しているそうですよ。この愛らしいだるまさんを、今年の招福アイテムにしてみてはいかがでしょう。
松本だるまについてはこちら≫(パソコン用)

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