よむナガノ 県立長野図書館ブログ

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桜花のごとく生きた「第13代須坂藩主 堀直虎」

郷土図書展示:IMG_0752

郷土の魅力をもっと知ろう!

没後150周年・桜花のごとく生きた

「第13代須坂藩主 堀直虎」

 

(H30年4月末~H30年7月末)

 

 

 

 

 




現在郷土図書展示コーナーでは、「第13代須坂藩主 堀直虎」に関連する資料を紹介しています
堀直虎とゆかりのある桜にちなんで、桜の紹介と共に、4月末よりコーナーを作成しました。

堀直虎の生涯
直虎は1836(天保7)年、江戸に生まれました。
第15代将軍、徳川慶喜が生まれる1年前のことでした。
蘭学を杉田玄白、兵学を上田藩士・赤松小三郎らに学び、幼少期より学んだ儒学は人生観の基本となりました。
1861(文久元)年、兄・直武が隠居し、直虎は26歳で第13代須坂藩主となりました。

藩主となった後は、領民からの訴えをきっかけに藩史最大ともいわれる藩政改革を行います。
軍事面でも思い切った改革に力を入れ、洋式軍備の充実をはかるなどしました。
また、いち早く写真撮影をしたり、自分の名前を英訳するなど、西洋文化を積極的に取り入れていたようです。

1867(慶応3)年、直虎は幕府の重役、若年寄兼外国総奉行に任命されます。
翌1868(慶応4)年、徳川方は鳥羽・伏見の戦いに敗れ、「江戸城を開城するか、徹底抗戦するか」で討議となりました。
これを苦慮した直虎は、将軍慶喜に諫言しましたが、回答は得られず、その後江戸城内で自刃しました。

叒譜(じゃくふ)と直虎
1861(文久元年)、直虎は父・直格より『叒譜』の序文を書くように依頼されました。
『叒譜』は、直虎(父、直格とも)が写本をしたと考えられる桜の図譜です。
その序文で直虎は桜の美しさを称賛しています。
桜は250図(品種は187種)描かれており、
江戸時代中期に作られた桜の図譜『花譜』が元になっていたとされています。
なかには現存しない桜もあり、当時の桜を調べる貴重な資料となっています。

『叒譜』は3冊確認されており、須坂市立博物館所有の1冊は原本といわれています。

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当館に『叒譜』そのものの所蔵はありませんが、少しでも『叒譜』や、直虎が愛でた桜の雰囲気が伝わればと思い、展示を作成しました
直虎にゆかりのある人物たちについても、本やパネル等で紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください!

長野県には様々な藩がありますが、どのような藩で、どのような人物が関わっていたのでしょうか?
お住まいの地域や、近くの藩について調べてみると、今まで知らなかった歴史に出会えるかもしれません。
郷土図書展示コーナー「第13代須坂藩主 堀直虎」は7月末まで展示予定です。
直虎と桜を感じることができる展示となっていますので、当館にご来館の際はぜひご覧ください
 

下記の本を参考に調べました
書 名 /著者名 /出版者 /出版年 /請求記号
『将軍慶喜を叱った男 堀直虎』/江宮隆之著/祥伝社/2013/【913.6/エタ】
『須坂藩主 堀家の歴史』/広瀬紀子著/長野郷土史研究会/1978/【N288/84】
『長野県歴史人物大事典』/神津良子編/郷土出版社/1989/【N283/13/ウ】
『「花」』/須坂市立博物館編集/須坂市立博物館/1996/【N708/14/ア】

参考リンク
○須坂市立博物館/須坂市公式サイト
○信州須坂のおたから/長野県須坂市オフィシャル文化財データベース しるしるすざか

【お問合せ】資料情報課(TEL:026-228-4921)

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