是より木曽路

遥か彼方の京や江戸を思い、人々が往来した木曽路。 歴史と文化に彩られ、自然豊かな木曽地域の魅力を、当地勤務の県職員が四季折々に発信していきます。 あなたも、木曽に寄っていきませんか?

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知られざる「御嶽山」の森~開田口調査隊が行く!

みなさん、こんにちは~! 木曽の魅力探検隊、会計センターのサイクリストKです。

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こちらは御嶽山の「開田登山口」九合目付近から見下ろした開田高原方面の風景です。「晩秋」の様々な「彩」が競演、なんとも美しい眺めです。

と、いうことで~、「またかよっ!」って、言われてしまいそうですが、今回も「御嶽山」の話題です!(笑)

御嶽山の登山道、木曽地域からは王滝村の「王滝口」、木曽町には「黒沢口」「開田口」と3つのルートがあります。

その中でも「開田口」は距離が長く、標準の登山時間が5時間を超えるため、登山者が少なく情報がほとんど無いので、これまで自分も登ったことが無かったのですが・・・、今回、「開田高原を元気にする会」M田隊長と一緒に調査登山を実施することになり、開田口から御嶽山「三ノ池」まで登ってみました。

 

開田高原マイアスキー場へ向かう途中に「開田口」登山道への分岐があり、しばらく登ると登山口と駐車場が現れます。

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登山届を提出して出発。四合目からの登山なので序盤は緩やかな登り坂、登り始めてすぐに「水場」があります、冷たくて美味しいお水でした。

 

春に御嶽山に登った時に、五ノ池小屋のSさんから、「屋久島のツアーガイドをしていた方が開田口から登ってきて、原生林の中を歩く登山道が、屋久島に似ていると絶賛していた。」と聞いていたのですが、ほんとに自然のまま、原生林の森って感じです。

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登山道の周囲は倒木や岩にびっしりと「苔」が生えている「苔の森」でした。この風景がずっと六合目あたりまで続くのです。屋久島へは行ったことがありませんが、この景色は「苔の森」が有名な、八ヶ岳山麓の雰囲気にそっくりです。「ジブリの森」に迷い込んだようですよ♪

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倒木の上に苔と広葉樹の芽が並んでいる姿は森の中の「小さな森」のようです。しっとりとした空気の中を歩くのは気持ち良く、「森林セラピー」効果抜群かと。 登山道の傾斜も緩やかで歩きやすく、開田高原からも近いので「苔」を紹介する看板でも立てて、ハイキングコースとして整備すれば人気出そうな場所ですよ!

 

幻想的な苔の森を抜けて、登山道は六合目を過ぎると明るい尾根に出ます。

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出発から1時間30分ほど歩いたので小休止。山の中で飲むコーヒーはいつも旨いです。ここまで同じような景色の中を歩き続けたので、この辺りに「展望台」でもあれば気分転換にいいかも。尾根歩きは周囲に木が多く、見晴らしは良くないのですが、木々の間から紅葉、足元には「シラタマノキ」や色とりどりの「落ち葉」があって、彩豊かな登山道が七合目まで続きます。

 

以前は避難小屋があったという七合目を過ぎると、周囲は「紅葉」真っ盛りでした。そして、登山道は、これまでの緩やかなハイキングコースから、大きな岩が転がる厳しい上り坂に変わります。

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ここから先はずっと上級者コース、目的地の「三ノ池」までキツイ上り坂が続くのです。ただ、一気に標高を上げた分、振り返ると眺めが素晴らしく、峡谷に爽やかな風が吹き抜けます。

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この辺りで一気に心拍が上がり・・・行けども、行けども「胸突き八丁」の急坂、浮石に気をつけながら、一歩一歩進む我慢の登山が続きました。

 

ようやく丘の上に到着、三ノ池の肩の部分まで登ってきました。「寒いです!」なんと周囲はガスガスで真っ白、冷たい強風が吹いていて飛ばされそうです。あわてて、上着を着込んで寒さ対策、ほんとに山の天気は読めません。

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三ノ池の避難小屋の中でお湯を沸かし、温かい食事で暖まり休憩。食事後、小屋の外に出たら、ガスが消えてちょっと晴れてきました。三ノ池も見えるようになりましたが、晴天時の濃いブルーとはまた違った色合いですね。

 

帰りも同じルートを戻ります。勾配がきつい岩だらけの下り坂なので、足元に気を付けます。

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それでも下りは目の前に絶景が広がるので気持ちが良いです。何度も足を止めて、この景色に見入ってしまいます。

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ちょっとここで、記念撮影。「秋色の絨毯」のような紅葉萌え~な景色が広がる中、インスタ映えする写真が撮れますよ!この景色は御嶽山の他の登山道にはない眺め、開田口オンリーの景色ですね。

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帰り道も、鮮やかな紅葉のトンネルを抜けて秋の景色を楽しんで・・・。

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後半は、秋色とは対照的な深い緑の「苔の森」の景色に癒されて、登山口まで戻りました。

さて、初めての開田口、噂通りの長い行程でしたが、原生林の苔の森鮮やかな紅葉に囲まれて景色を楽しんで登ることが出来ました。

特に序盤の森の中は「苔」が多く、ジブリの世界のような神秘的な雰囲気を楽しめるハイキングコースです。

課題としては、登山口までの案内表示と路面整備、登山道の倒木処理、展望台と休憩場所の設置、七合目から上部の登山道案内用リボンや矢印等の整備があげられるかな・・・。

御嶽山の北側の山域は植生が豊かで、ライチョウも生息する魅力の多い場所です。 そこへ直接アクセスできる開田口もまた、魅力の多いルートでした。

南北に広い山域の御嶽山、それぞれのルートで山の表情が変わって見えます。登るたびに新たな発見があって、飽きることがありません!(笑)

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