是より木曽路

遥か彼方の京や江戸を思い、人々が往来した木曽路。 歴史と文化に彩られ、自然豊かな木曽地域の魅力を、当地勤務の県職員が四季折々に発信していきます。 あなたも、木曽に寄っていきませんか?

ほお葉巻のホウとは?

販売されているホウの葉の値段は、一枝(葉7枚程度付き)で30円から70円とけっこう幅がある。

ちょっと見た目では分らないが、葉っぱの大きさや品質に差があるのかもしれない。
例えば、一枝50円とすると、十枝で500円、百枝で5,000円、二百枝なら一万円の売り上げになる。

一本のホウの木には、いったい幾枝がついているのだろう。
高いところまで登れさえすれば、百や二百はすぐ集まるような気がするのだが、どうだろう。稼ぐためには、タラノ芽やコシアブラよりも割が良いかもしれない。

道の駅で販売されていたホウの枝(5枝で150円とお買い得?)


蛇足ながら、ホウの木は材木としても使われる。

「ほう歯の下駄」って聞いたことはないだろうか。
かつて小学校の図工の時間などで、年賀状用の版画を彫った板は、たぶんホウだったはずだ。
包丁の柄もホウが用いられると聞いたことがある。水を嫌うので、錆が来ないのだそうだ。

ホウの木


更に蛇足ながら、ホウの木の花はなかなか見事だ。

かつて、木の花の撮影に燃えたことがあったが、ホウの花の良い写真は撮れなかった。大きな木の高いところに咲くので、至近距離での撮影が困難なのだ。

しかし、木曽なら街のあちこちにホウの木が植えられているし、急斜面では間近にホウの木の梢を見ることができる山もあるので可能かもしれない。


てなことを考えながら、ほお葉巻きを頬張る。
季節限定の菓子だ ホウの葉の香りを存分に楽しもう。


(追記)
「ほう」VS「ほお」
木曽の人の中でも一触即発的な呼び名論争。
学術的な送り仮名は「朴=ほお」が正解だが、発音は「ほう」が一般的である。
「ほお葉祭り」は文字表記を大切にした木曽の商標なのである。


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