い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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ひのき畳スツールの寄贈(社会福祉法人アンサンブル会)

上伊那地方事務所 林務課からの森林レポートです。

伊那市と松川町に施設がある、社会福祉法人アンサンブル会の小椋年男理事長から、県産ヒノキを使って製作された「ひのき畳のスツール(腰かけ)」を上伊那地方事務所へ寄贈いただきました。

アンサンブル会では、一昨年からヒノキのウッドウール(木毛)を原材料とした「ひのき畳床」の開発に力を入れてきました。

試行錯誤の末、昨年商品化され、平成25年度信州の木先進的利用加速化事業により、モニタリングを実施しています。

主な施工先として、光前寺(駒ヶ根市)、仲仙寺(伊那市)、諏訪大社上社本宮(諏訪市)、同下社秋宮(下諏訪町)などのほか、旅館やお蕎麦屋さんなど、長野県内外から多くの観光客、利用客が訪れる施設へ納入されています。

(詳しくは、ひのき畳のホームページ http://www.hinokitatami.com/ をご覧ください。)


  ひのきウッドウール


    ひのき畳床

地域の畳店で畳表が施され、「畳」として納品されます。


さて、今回寄贈いただいた「ひのき畳のスツール」は、ひのき畳をもっと多くの方に知ってほしい、様々な場所で使ってほしい、という思いから、アンサンブル会で新たに開発されたものです。


スツール(腰かけ)の原材料はもちろん県産ヒノキです。塗装も、自然素材の塗料で仕上げており、「シブ~い」感じに仕上がっています。また、脚の接合部にはクギを一切使っていません。当然のことながら、座る部分の畳の材料もヒノキですし、畳表は和紙を使ったものとなっていますので、オール自然素材と言っても過言ではありません。和室にはピッタリですね。

アンサンブル会では、知的障害者の方々の就労活動として、野菜などの農産物販売や、クッキーの製造・販売、喫茶店、薪生産など多岐にわたり行っています。
(アンサンブル会のホームページ:http://homepage3.nifty.com/debut/

今後は、この「ひのき畳」と、それに関連する木工品を製品化することによって、新たな就労活動の場が増えることとなります。

また、長野県としても、県産材を使った新しい製品として、長野県内に留まらず広く全国へ普及していくことを期待しています。

~ アンサンブル会に関する過去の記事 ~
 *H26.6.7 「衣替えの頃【井月さんのこころ64】」
  /blog/kamiina/life/11.html
 *H25.12.15「おもしろい!?ストーブ発見」
  /blog/kamiina/local_office/150.html
 *H25.11.9 「柿の葉を土産に【井月さんのこころ34】」
  /blog/kamiina/nature/187.html

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