い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

~太鼓櫓の守役~

江戸時代、一般の人達は時計を持っていませんでした。

それでは、どのようにして時間を知っていたのでしょうか?

 

時代劇のシーンからお寺の鐘を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、

高遠城下(現伊那市)では太鼓によって時を知らせていました。

SN3B1937

上の写真は高遠城内にある太鼓櫓です。

楼上に3つの太鼓を備え、

時刻がくると

予備の刻み打ちを繰り返した後

時の数だけ太鼓を打っていたそうです。

 

時を告げる太鼓は昭和18年まで続きました。

『高遠町誌』には

太鼓櫓の守役だった重盛四郎治氏の話が載っています。

 

『彼は明治10年代から太鼓櫓の番人を引き受け、

朝6時から夜の8時まで

いっとき(2時間)ごとに太鼓を打って時を知らせた。

大正6年、70歳で亡くなるまで

雨の日も風の日も1日も休まず

2時間おきに打ち続けた』

(高遠町誌より要約)

 

重盛氏のような実直な人達が

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