い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

箕輪ダムを紹介します!

こんにちは!伊那建設事務所のT・Yです。
今回は当所で管理している箕輪ダムについて紹介します。

ダムは箕輪町長岡地籍にあります。水が貯まりできた湖はもみじ湖とよばれ、毎年紅葉の季節には多くの方が訪れる観光地となっています。

昭和49年から19年という長い歳月と総事業費285億円余りの巨費を投じて平成4年に完成しました。高さ72m、総貯水容量9,500,000㎥の重力式ダム(※1)です。

箕輪ダムのデータはこちらです。(画像をクリック)

データではイマイチわからないですが・・・icon11
完成当時から現在まで箕輪ダムは重要な役割を果たし、伊那谷の人々に必要とされています。

なぜ箕輪ダムは必要とされたのでしょう?当時の背景を少し説明します。

箕輪ダムは一級河川沢川の水を貯水、放流しているのですが、この沢川は昭和36年6月に伊那谷を襲ったいわゆる三六災害(さぶろくさいがい)など過去幾度となく水害をひきおこした河川でした。
一方伊那谷に目を向けると昭和50年代初めに中央自動車道が開通し、大きく発展することが見込まれました。併せて上下水道が整備され生活用水の急激な増加が予想されたのですが、伊那市を始めとして、この地域の上水道はほとんど地下水に依存していました。
また、天竜川地域は内陸性の気候で降水量が少なく、水田の大半が諏訪地方からの用水路を利用していました。

これらの背景から防災対策とともに、安定した水の供給をするため箕輪ダムは造られました。

ここで箕輪ダムの役割を説明します。


洪水から地域を守ります。
ダムへ水を一時貯留し、下流への洪水を減少させ、沿岸地域を水害から守ります。

川にうるおいをもたらします。
沢川下流地域の水の安定した供給と、河川環境保全に必要な流量を確保します。

豊かな生活用水を供給します。
箕輪町、南箕輪村、伊那市、宮田村、駒ヶ根市に水道用水として1日50,000㎥供給しています。
(50,000㎥=5000万リットル!=5万トン!)

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