2012.07.23 [ 商工観光課 ]
真田の地を感じる蕎麦処「琴笙庵」(きんしょうあん)
商工観光課のNです。
先日、突然、元気なご婦人が当課へいらっしゃいました。何でも、「上田保健福祉事務所(当課の隣です)に用事があって来たが、当課を覗いたところ知り合いの人がいたから」とのこと。
お話しをお伺いしたところ、なんと、上田市内の蕎麦処「琴笙庵」(きんしょうあん)の女将さん、花岡順子さんでした。この女将さんは、じょうしょう気流のブログにも出てくる、南海電鉄高野線の九度山のCMに真田幸村のキャラクターを提供された方です。
約1時間にわたり、南海電鉄のCMの件など、花岡さんの真田幸村に関する様々な取り組みについてお話しをお聴きすることができました。
丁度次の日、午後に琴笙庵の近くへ行く用事があったので、琴笙庵で昼食をとることにして、お店をお訪ねしました。琴笙庵は、上田駅から松尾町を北へ上がり、左手にある栄屋工芸店の脇の道を入った突き当たりにあります。
店の中へ入ると、真田幸村関連グッズでいっぱい!!!
入って左手には真田幸村や真田十勇士のキャラクターが描かれた大きなタペストリー。
このタペストリー中の各キャラクターは、花岡さんが自費で知り合いのイラストレーターに依頼して作製してもらったものだそうです。このうち真田幸村のキャラクターが、南海電鉄のCMに使われました。
入って右手の小上がりには幸村の赤い甲冑があり、店の奥のテレビでは南海電鉄のCMが繰り返し流されていました。テレビの横にいるのが女将さんです。
女将さんと九度山町がつながったのは、平成21年に九度山町の町長がたまたま当店を訪れた際、このタペストリーを見て気に入り、南海電鉄の九度山駅ホームにこのキャラクターを基にした真田幸村と十勇士の看板を設置することになったことがきっかけだそうです。
九度山駅ホームの看板は平成21年11月に設置されました。除幕式には女将さんも招かれたそうです。
女将さんは、この看板やテレビCMを見た方に上田に興味を持ってもらい、上田を訪れる人が増えることを願っているそうです。
山口大根のおろしがかかっているという「霧隠そば」を食べてみたかったのですが、この時期は山口大根が無いとのことなので、女将さんお勧めの「薬膳そば」を注文。
真田の忍者が兵糧として薬草を混ぜた団子を携帯していたといういわれにちなんだものとのことで、この時期はモロヘイヤを練り込んであるとのことでした。
薄い緑色をした細麺で、食べてみても特にモロヘイヤの味はありませんが、なんだか元気が出てくるような・・・。もちろん、普通のお蕎麦もあります。
お箸にも六文銭が印字してあります。女将さんが焼き印を用い自分で印字しているとのこと。「琴笙庵の赤備え」というオリジナル地ビールまでありました。とことんこだわっています。
また、タペストリーのキャラクターを用いた真田十勇士のポスターも店内で販売しています。このポスターは、上田合同庁舎の県民ホール入り口にも掲示させていただきました。
真田の地を感じながらお蕎麦を味わいたいという方にはお勧めのお店です。女将さんに真田関係のことを尋ねれば、たっぷりとお話をお聴きできます(お急ぎの方にはお勧めできませんが・・・)。
お会計の際には、当店オリジナルの真田幸村のシールまでいただきました。
ちなみに、タペストリーの真田幸村や真田十勇士のキャラクターの著作権は女将さんが管理しており、商品に使いたい場合、ライセンス可能とのことです。興味のある方は女将さんへお問い合わせください。
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